このところ、風邪を引いてグスングスン言いながら、毎日箔シートを作っています。この方法が従来の金彩工芸とは異なっているところである。一人で家事から育児までこなし、仕事をしなくてはならなかったので、いくら時間があっても足らないのは当然。必要に迫られて、作業を分割して効率よく仕上げることを工夫しなければ、この長い年月、続けることはできなかったと思う。ただ、一度もやめようとは思わなかったけれど。
箔シートとは、例えて言うならば自作の大型ワッペンのようなもので、ワッペンと異なるのは、箔シートは転写を基本としていることである。ただ、この転写型ワッペンを完成させるまでにはかなりの試行錯誤を繰り返したが、それだけの価値はあった。
まず、箔だけのくり抜きシートを作る。
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次に裏から彩色する。
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表から見たところ。
P1090948
拡大してみる。
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裏からバインダーを塗布して乾燥させると出来上がり。
この箔シートをカットして作品を作る。
普通の絵画と違うのは、一度カットして転写してしまうとやり直しは出来ない。計画性と集中力を必要とするが、その緊張感が快い充実感を与えてくれる。