これから暫くは作品のための試作が続くことになる。箔は置いてみるまでその効果がイマイチ予想できない。その上、箔はやり直しが出来ない。それ故、私の場合は気に入ったものができるまで作り続ける。個展をすると必ず訊かれるのは、どうして作るのかと言うこと。せっかくブログを作ったのだから箔アートの作品が出来上がる工程を書いてみることにする。

まずアイデアのための試作品を作ってみる。素材さえ整っていれば1時間以内に出来る物もある。只、素材を作るのに時間が掛かる。今回は、在り合わせで作ってみる。

イメージとしては、荒れる海。津波のような感じ。

葉書大の紙(ケント紙)を用意して、水色に塗る。動きのある形にブルーの箔を切り抜いて貼る。熱圧着してから表面のフィルムを剥がす。

波に翻弄される舟のイメージで三角の作っておいた模様箔を切って貼る。
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大きな波を表現するための模様箔を作って貼る。単調にならないように三つの波の形に変化を持たせる。波を仮貼り。
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熱圧着してフィルムを剥がす。
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これだけでは、水の動きが無いので最後に波文様のの透明フィルムを貼る。同じように熱圧着してフィルムを剥がす。
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これで一応出来上がり。しかしこれが直ぐに作品になるわけではない。この様なものを10枚ぐらい創る。この中で気に入った物を4号から10号ぐらいの大きさで作ってみる。これも2~3枚作ってから30号以上の作品にとりかかる。地塗りの段階で同じような物をやはり2~3枚作っておく。途中で失敗したり気に入らなかった場合の保険である。使わなかったときは、試作品用に回す。
こうして、シリーズで大中小の作品群が出来ていく。この間が2~3ヶ月から数年に及ぶ。悲しいことに、大きな作品が必ずしも一番良い作品になるとは限らない。
ぐだぐだ書いているうちに明くる日になってしまった。もう止める。