「私たち、ここに来たばかりで、何かもう一つ違和感があるわね。」
「少し寒い。そんな感じ。」
「なんだか、スースーするね。」
「そりゃ、肉やら毛やらみんな無くなってしまったんだから。」
「ここって、服無いの?」
「その辺に落ちていたゴミを貼り付けて少しはましにはなったけれど。」
「そう言えば、棺に入ったときは、結構良い服着てたのにね。」
「生まれたときは、裸と言うことは、死んでも裸という事よ。」
「じゃー、王様なんかの副葬品はどうなるのかしら。」
「全くの無駄って事になるね。生者の自己満足以外の何物でもないよ。」
「ここは、貧富の差なんてのも無いのね。」
「スースーしてたのが、いつの間にかサッパリした感じになってきた。」
「あなたって、直ぐその気になりやすいタイプね。」

この会話、どのスケルトンのものかは解らない。この絵を見ていたら何となく聞こえてきたのだから。
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