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私の趣味のひとつは、扇。作りもするけれど、古い扇の収集もする。
随分前、骨董屋さんで見つけた、ちょっと自慢の仕掛け扇。もう少しで見過ごすところであった。何だか異様に寸足らずで、ずんぐりした不細工な扇の割に値段が高い。気になった。

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横から見ても寸足らずな扇。

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開いてみたら、なんかだおかしい。こんな角度の扇は不自然。

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そこでやっと気がついた。なんと、扇骨が、伸びるのである。

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横から見てみると、細くなった部分が伸びた扇骨の部分。これで普通の扇のサイズになった。

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開いて見ると一見して何の変哲のないお扇子。でもよく見ると、親骨の伸びた部分が、細くなっているのが分かる。

なぜこんな手間暇のかかった扇を作ったのか。きっと、洋服のポケットに入る扇というコンセプトだったのかもしれないけれど、余りヒットはしなかったようである。この仕掛け扇を今も大切に持っておられる人が一体何人ぐらい居るのかな。まさか、私一人ではあるまい。