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箔を挟む竹のはさみ(箔箸)には、大きく分けて上の2種類がある。これらは、金沢のお店で買ったものである。

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写真では余り分からないが、左側の方がシャープであり、純金箔もうまく扱える。右側の方は先が厚くてもう少しウチラ側を梳く必要がある。箔箸の場合、削るのは竹の皮側とは違う内側を削るのである。竹の皮の部分は丈夫でよくしまっていて弾力性もある。

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左側の箔箸は、竹の小枝を使って作られている。一度作ってみようとしたが意外と難しい。

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右の3つは箔の匠の親方から頂いたもの。左の3つは、自分で作ったものである。「箔」という字を見ると、竹冠に泊まると書く。日本は竹の文化圏に属する。

近頃では、手箔(一枚ずつ叩いて伸ばした手作りの箔)を使うこともない。工業的に作られたフィルム箔の登場で、伝統的な手箔は、特別な高級手工芸以外ではだんだん使われなくなってきた。かなり以前に、箔を扱う京都の職人さんが、「もう余り使うこともないから買ってほしい。」と言ってきた時は驚いた。提示された値段があまりに安かったので、思わず買ってしまったが、未だにそのまま箱のなかで眠っている。