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今まで、純金を度々買ったが、包み紙を保存しておこうとは思わなかった。特にあるときから1000枚単位で買っていたので、自分で100枚の小分けにしていたので、包み紙はいつの間にかなくなってしまった。ところが、上の2点だけはまだ中に金箔が残っていたために保存してあった。最初は、純金は1種類だと思い込んでいた。なぜなら、画材屋さんには、純金箔は1種類しかなかったからである。

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ところが、1000枚単位で箔専門店で買うようになった時に、金箔のサンプル帳を貰って、金箔にも色んな種類があるのだと初めて知った。当時は、ネット検索という選択肢はなかったので、国語辞典でその意味を調べたのである。純金の高い順番に言うと、「五毛金、一合金、2合金、3合金、4合金、三歩色、定色」で、ここまでがいわゆる「金箔」と呼んでいるものである。これらの金箔は銀と銅の合金である。ただし、三歩色は銅を含まない。この他に、青金(せいきん、あおがね)と赤金(あかきん、あかがね)というものがある。青金は銀20%以上の青っぽい金である。赤金は銅を含んだ赤っぽい金である。五毛金(ごもうきん)は純金含有量が98.91%であるが、この上に、純金99.99%のフォーナインという純金箔がある。とろっとしていて扱いにくい。ただ、私はこれを食箔にしている。銅や銀を食べる気にならないので。

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金箔には質と形態の区別がある。金属成分は質に当たる。金箔の形態には2種類ある。それは、断切(たちきり)と縁付(えんづけ)である。

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左が、「断ち切り」で、右が「縁付」である。

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金箔の縁を重ねて切ったのが左の断ち切り。一枚ずつ手切りして一回り大きな紙に挟んであるのが縁付である。

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一度にたくさん裁断した方の断ち切りの金箔のほうが当然価格は安い。しかし、初めての方は縁付を勧める。

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なぜなら、金箔を一枚ずつ剥がすのが、初心者の方には難しいからである。ちょっとしたコツが分かれば、断ち切りでもうまく扱える。これは動画でないとよくわからないので次回に譲ることにする。

私が初めて金箔を使ったのは、京都芸大の模写の授業で、狩野山楽の牡丹図のバックが金箔だったからである。その時以来、私は、箔の虜になってしまったのである。