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投扇興をご存じの方もおられるとは思うが、簡単に説明しておく。

箱(枕)の上に置かれた的(蝶)に扇を当て、扇と的の状態で得点を争うゲームである。

得点表というものがあり、小倉百人一首方式や源氏物語方式がある。

赤い毛氈の中央に箱を置き両端に人が正座して交互に扇を投げる。

毛氈の長さは扇の親骨の長さの9倍から10倍ぐらいである。(90×180センチメートル)

はじめと終わりには一礼する。先攻後攻はじゃんけんなどで決める。

12投ずつ扇を投げて、合計点で勝敗を決める。

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この人形は、母が昔作った日本人形を捨てずにおいてあったものを、分解して頭部と手だけを再利用して作ったものである。着物を作ったり帯を縫ったり結構大変ではあったが楽しかった。むしろ大変だったのは、小さな的と投扇興の箱であった。扇は、京都の扇屋やさんで買ってきた。

この人形を作ったのは投扇興の映像を作るためである。下の息子が一生懸命映像を作ってくれたが、もう少し改良の余地があるとかで、まだ出来上がってこない。この撮影は二人がかりでものすごく大変だった。後処理も、息子の作業を見ていると、気の遠くなるような作業である。何が大変かっていうと、扇を飛ばすために、テグスでつないで一こま一こま撮影するのである。気の短い私は、途中で挫折しそうになったが、息子に励まされてどうにかこうにか最後までやりおおせたのである。このテグスを息子は丁寧に消していた。音も付けなければならない。息子があれこれ作っている。頭がさがる。ただ一体いつ出来上がるのかな。

これ以降、コマ撮りのアニメーションを見る目が変わってしまった。