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私にとっての髑髏たちは、生者と隣合わせの存在である。

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西洋では、髑髏は死の象徴であり、時には、死神であった。一方、南米では、メキシコの「死者の日」や、ペルーなどでは、スカルはカラフルに装飾され、ご先祖様を祀るる祭りの中心となっている。生きる者たちを守る存在となっている。

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スカルは、美醜やその他の制約から開放され自由であり平等である。生の重さとは無縁の明るさが在ってもいいと私は思う。仏教や儒教的な道徳観にがんじがらめになった日本の骸骨に対する既成概念からは程遠いが、私は、スカルを美しく装飾してやるのが好きなのだから仕方ない。スカルたちは私の絵の世界で、もう一つの命を得るのである。ある時は神秘的に、またある時はユーモラスに描かれるスカル達。スカルたちが登場するまでの私の作品は、単なるデザイン画でしかなかったのかなと思う時がある。