アサイーが流行っている。
アサイーは、ブラジル産のやし科の植物で、2メートルぐらいの木であり、その木に成る1センチぐらいの黒っぽい実がスーパーフルーツと言われる位、ミネラルやビタミン、アミノ酸を含んでいるというのである。
只この実は、香りも味もほとんどないので、食べ慣れない日本人には到底受け入れられない。そこで色んなもので味や香りをつけている。ブルーベリーとよく似ているので、まるでブルーベリーの仲間のように扱われることが多いが、まったく別物である。ということである。
このアサイーが入ったクッキーが何ゆえダイエットに良いのかよく分からない。砂糖不使用だからカロリーが少ないだけなのではないか。一袋に2枚入って116キロカロリー。一枚56キロカロリーなら、特別ではないような。
明治製菓というブランドであるから、本当なんだと信じるのだろう。興味を引く新商品は一口試食することにして、その結果でリピートするかどうか決めることにしている。
食べてみたがなんと言うことのないビスケット。ダイエットしたいのなら、間食しないことである。
こちらのほうは、お出かけのときに持って行った。色んなフルーツが加えてあって美味しい。果汁20パーセントというのはいいのかどうか。同じぐらいの値段で、100パーセントの野菜ジュースが売っている。
要するに、消費者の飽きっぽさと、メーカーの新商品の開発競争がこのような商品を店頭に置かれ、テレビで一時持て囃されるのであろう。外来だろうが、地元で育った季節のものが一番。交易のなかった昔のアマゾン流域でなら、きっとこのアサイーの実は重宝されたことであろう。現在も地元では食されているが、ほかのフルーツとは混ぜて食べるということは無いようである。
新商品は高くても売れるのか。ビスケットのほうは300円(税別)で、ドリンクのほうは(198円)。しかし店頭では、もう少しやすかった。