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見慣れない顔の魚を見付けた。アラとお造りに分けて売られていたが、お造りの方は切り身が5切れと肝が少々。この魚、頭と身体がほぼ一緒。
よって、頭の着いたアラの方をを買って帰った。

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帰って、まず、ネット検索から。唐人という名の由来は、鼻が突き出しているので異国人という意味に由来しているらしい。地域によって色んな呼び名がある深海魚である。底引き網にかかってくる珍しい魚である。

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身は淡白な白身で、造りにすると美味らしい。一番美味しいところは内蔵の肝ということである。味噌汁に入れると美味しい出し汁が出るとネットには書かれてあったので、今夜のお鍋のダシにすることにした。唐人鍋。

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300から1000メートルの海底に生息している深海魚故、地上に引き上げられると、目玉や浮袋が膨らんで飛び出す。
背中側のウロコは非常に硬いが、腹側は、ふにょふにょ。

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アラと言ってもけっこう身が付いている。

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お鍋の下準備として輪切りにした大根を煮てその中にこの唐人魚を入れて出しをとり、お鍋の方に入れ替えることにする。

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かなり大きなお鍋ではあるが、唐人魚の頭が入りきれない。

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人参も入れて、魚に火が通ったらお味噌を入れる。味見をしてみる。家族3人共「うまい!」。感想が一致。よかった。
兎に角、この魚、臭みがない。頭のゼラチン質が溶けて骨が見えてくる。

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二人の息子は、魚の残骸から未だ残っている身を丁寧に食べ尽くした。お鍋も美味しかった。