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はがきサイズの抽象画を作ることにする。箔の切れ端や半端な紙がたくさんあるので、時々、はがきサイズの絵を作って遊ぶ。
これがけっこう次の作品のヒントになる。写実的に絵をかけないお弟子さんにもこの方法を薦めていた。

まず、テーマを決めた後、色の選択。今回のテーマは春。桜前線のようにだんだん南から花の開花が始まる春。

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四隅の空白の形と大きさは、2つと同じものは作らないこと。黄金分割には頼らなくても奇数分割で良い。
できれば重心をやや上に持ってくると、ずり落ち感がなくて良い。

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正方形のブレンド箔を置いていく。大中小の3つの大きさの正方形を並べる。

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更に上から細かいマチエールを加える。

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暖色系統の色が1種類だと単調なので、もう一種類の正方形を加えて出来上がり。

箔を使わないで、絵の具だけでも十分作ることは出来る。慣れないうちは色紙を切ってああでもないこうでもないと、動かしながら構図を楽しんでいるうちに思いかけず良い構図に出会うものである。

こうして出来たはがきサイズからサムホールまでの小品を集めたファイルを見返すとその時々の心の動きが見える。文字で日記を書くのもいいが、抽象画日記も捨てたものではない。文字自体一種の抽象である。