「球体建造物のある風景」ー作品から作品を作るーⅢ

街なかにガスタンクの球形の建造物を見かけることがある。大きな建物は効率的に考えて殆どが四角い。ガスタンクのように球体だったら街の光景はどんな感じかなと思う。半分は地下でも良い。球形だと効率的には悪くても、地震や天災に強いかもしれない。そんな思いで球体の情景を作ってみた。

元の作品を角度をつけて奥行きを強調して撮る。フォトショプの３Dで、球を作る。
問題はここから。作品のどの角度からとったものの上に球をいくつどのような間隔と大きさで置いていくかという点である。
ただ楽なのはパソコン上で構図を決めていく事ができるからである。上の場合はもとの原画との一体を持たせるために境の色目と彩度にちょっと工夫した。

これは、リングの中に球体をおいてみた。球体から光が四方に漏れている状態を表現してみた。SF映画を見るとほとんどが無機質な情景ばかりである。こんな惑星や宇宙基地があってもいいかなと思って作ってみた。

周りが暗くなると、球体はほのかに光る。

こんな球体の基地があちこちにある風景を想像していると楽しい。

博覧会のパピリオンや遊園地のアトラクション会場もこんな風だと面白い。

２０２０年のオリンピックの会場や選手村がこんなふうなら、中はどんなのか興味津々になるはず。