木製人体デッサン人形の白昼夢
イケアで買った人体デッサン人形。500円であまりに安いので5つも買った。群像を研究するときにと思って買ったのだが、未だに放置。
しかし、何の気なしに、白いリボンを巻いてみたら面白くなって夢中になってしまった。
今まで、ただの木の木偶の坊だった人形が息づき始めた。
こうして見ると、人間はたしかに裸の猿かもしれないと思う。
衣服を身に着けてこそ、猿ではなくなるのかもしれない。
衣服は人に個性を与える。
ファッションは自己表現か?
デッサン人形が何かを語り始める。
この瞬間をカメラに捉える。
なんと色っぽい人形であることか。不思議。
お前は何かを考え、何かに悩む。
何処に行こうとするのか。
決心はかたいようだ。
今まで、この時を待っていたのか。
もう振り返りはしないだろう。
二度と会うこともない。
グッド・バイ。・・・・・・・てな、白昼夢。