ミニミニ小劇場「貴方は素晴らしい運び屋さんよ」
「キョウリュウさん、貴方がいてほんとに助かったわ。なんとか間に合いそうよ。」
「恐竜さんは、どこまでも文句も言わずコツコツ乗せて行ってくれる。」
「このコツコツのリズム感もいいのよ。」
「ありがとう。助かったわ。貴方は素晴らしい運び屋さんよ。あら、あそこに貴方を待ってる方がいるわ。」
「お待たせ。飛行機さん。」
「僕ガス欠になってしまったんだ。ガソリンスタンドまでお願いします。」
「じゃあ、僕の背中に乗ってね。」
「もう少しかがんでくれないかなあ。お願いしますキョウリュウさん。」
「こうかな?」
「うまくいきました。キョウリュウさん。」
「僕の背骨の上に乗っかっているんですよ。」
こうしてキョウリュウさんは、飛行機さんをガソリンスタンドまで運びました。
飛行機さんはトランプさんの大統領就任式に招待されているのだけれど少し遅れそうです。
世界はどんな風に変わっていくのでしょう。