「円もかけない?直線も引けない?という人のためのマンガ制作」をなんとかしてほしいという要望の答えて、あれこれ考え続けた結論は、「絵を描くことを恐れない」そして、「絵を描くことは楽しいという実感を経験する」2点につきる。

まず、上のようなぐにゃぐにゃ図形を適当に描く。


次にグニャグニャの目の輪郭をコレまた好きなように描く。ただ、左右は同じように描かないこと。まあ、同じように描くことがむずいヒトのための制作指導なのでこの点は安心しているのだが。


目玉を描く。ただ、左右の位置はバラバラに。こうすると表情が豊かになって顔の動きが簡単に表現することができる。


更に、右と左の目玉の違いを付ける。左はぐるぐるの二重線。右は薄く塗っておく。この左右違う目を見ていると心の動きが見えるような気がするはず。


小さな鼻をクレッションマークの逆さまのように描く。別に大きくてもいい。個性を尊重する方針。お団子のような鼻でもいっこうに構わない。


口らしきものを描く。コレも自分の好きなように描けばいい。


5本の指をいい加減に描く。普通は中指が一番長いのだけれど、この際、そんなことは無視。


左右に手が同じようにならないことだけに注意。出来れば、親指だけは大きめに。


次は体の線に沿って足を描く。この足は裏側になるので、爪は描く必要はない。これだけでもいいが、もう少し顔に手を入れる。


左右の目の間を低くするために横に薄い線を何本か引く。これだけで影を表現することができる。なんとなく顔に立体感が出たようなきになるはず。


まつげをこれまた左右違う場所に描く。兎に角左右同じにならないようにだけ注意。


最後に頭に毛を描く。これ又、単調にならないように気をつける。同じ線の繰り返しだけは避けること。


最後の最後は、顔に周りに後れ毛をあしらう。落書きのようにグニャグニャ線を描く。きっとコレが一番難しい。同じ長さ、同じ曲線は避ける。


これで、個性満点のマンガの出来上がり。これのバリエーションを変えると色んなキャラができる。
最近の没個性的なマンガと一味違うものが描けたはず。アーティスティックなマンガである。


無地のTーシャツに描いてみるのもいいかな。

絵がヘタクソだからこそ味のある個性的なマンガを描けるのだと思う。ある程度、絵が描けるヒトの指導方法はいっぱいあるが、絵を描くことにコンプレックスを抱いているヒトのための最初の一歩のお手伝いができれば幸いである。これからも続けます。

絵を描くことに慣れて楽しくなってきたら、デジタルで描けばいいと思う。