千里の道も一歩より「超初心者漫画講座」-4
マルをなんとか描けるようになったとして、顔の輪郭のために横長の楕円を描く。
紙に鉛筆で円や線をまともに描けない人が、初めからタブレットを使うというのはあまり賛成できない。ある程度描けるようになってから、即ち超初心者から只の初心者になってからでも遅くはないと思う。
顔の長さと同じくらいの線を引く。
首の付根から左右に60度の角度を保って同じような線分を引く。
また、尾てい骨の辺りに同じく60度の線分を引く。棒人間が出来たと思う。後はこの棒に色々くっつけて描いていくだけ。
服を着せる。この曲線が描きにくい人は、兎に角ゆっくりと丁寧に引けばなんとかなる。なんともならなくてもケシゴムを使ったり、紙をくるくる回したり、細い線を何本も引いたりしては絶対に駄目である。どうしても気に入らない形になった時は、最初からやり直せば良い。
ここからは楽しく書き進んでいくことができるから安心してもいい。目を描く。左右の目に大きさの違いを付けたほうが表情が豊かになる。
小さい円で鼻を描く。
口を描く。女の子の口らしく可愛く描く。
楕円で手を描く。
左右の足を描く。手よりも少し大きく。手のほうが足より大きな人はいないと思うが。
黒目を入れる。コレも左右が同じにならないように。
黒目の周りに虹彩を描く。虹彩の位置も左右同じにならないように。
虹彩を薄く塗っておく。目に動きが出てきたと思う。
眉を描く。眉によっても顔の表情がかなり違ってくるので研究の余地あり。
鼻の線も加えてみる。
前髪を描く。コレが簡単そうでむずい。同じ部分がないように、又、大きな流れがあるように描く。
次に顔の周りの髪の毛を描く。これが第2の難関。まず頭頂部から。
同じ部分がないように描く。
あと半分の髪の毛を描く。左右の髪の毛の曲線や髪の毛の先が同じにならないように気をつける。落ち着いてゆっくり描くこと。
髪の毛は初めから上手くは描くことは出来ないもの。気にしない。何度も描いているうちになんとかなるから、はじめは寝起きの髪の毛のようになってもかまわない。
耳を描く。髪の毛を描く前に耳を描いても良い。
口の中を描く。
服の襟を描く。だんだん女らしくなってきた。
リボンも付けてみる。
洋服に模様を描く。
反対方向の線も引いてみる。
手に親指と小指を描く。
足にサンダルをはかせてみよう。
サンダルに模様を描く。好きな模様で良い。
かかととサンダルの底を簡単に描く。
髪の毛を塗って出来上がり。この絵を憶えて見ないで描けるようになるまで繰り返し練習する。これで50%ぐらいのところまで来た。
もう一息である。
余談ではあるが、一つ描いてはデジカメでパチリとやるのはかなり面倒。立ったり座ったりするので勘が狂う。それでもやり始めたことは最後までやらねば。