デジカメで構図の練習(果物の発泡スチロール保護材を使って)
梨を包んであった発泡ステロールの保護材。捨てようと思ったが、これを使ってデジカメの構図を弟子に考えさせることにした。
まず3個を並べる構図。単調で対角線構図になり画面を2等分してしまうのでよくない。
で、次は1対2に分けているがやはり対角線構図。なぜ対角線構図が良くないかというと、対象物以外の余白の形がほぼ点対称になるから同じ様な形ができてしまい単調になるからである。
またしても対角線構図。自分では違うつもりらしいが、余白を見ると三角形のほぼ同じ形である。
やっと意味が半分ぐらい通じたらしくて、横位置に並べる。まだましかな。もっと大きく撮ってみたらというと・・・
こんな具合になってしまった。平行線がイッパイで単調。大きく撮るなら2つで良いのではと言ったら・・・
同じ形が2つあるようで単調。
単調さを避けようと、今度は考えたつもりであるが、やはり同じ裏側ばかり。
再び3つに戻ってあれこれ考える。少しましになったかな。彫刻のように組み合わせてみることを助言。
ちょっと助けてやって、やっと出来上がり。これなら、駅前のオブジェに使えそう。写真の余白も色々な形でOKというところかな。
カメラの構図はこうして考えながら早く判断して撮ること。あれこれ考える癖をつけるとシャッターチャンスを失ってしまう。