日本のハロウィンはまるでかぼちゃ祭り。しかし、もともとはかぼちゃではなく、ルタバガと言うカブの一種を用いていたが、アメリカ大陸にはこのカブがなかったので、代用にかぼちゃを転用したのである。
その代用品のかぼちゃが、いつしか、ハロウィンの主役に躍り出て、死者の祭りのガイコツさんを食ってしまおうとしている。


確かに、ハロウィンは秋の祭りではある。キリスト教の宗派によっては、ハロウィンを認めていないので、ハロウィンを秋の収穫祭と位置づけて、かぼちゃなどの秋の野菜や果物を飾っている人もいる。


しかし、宗教色のない日本においては、ハロウィンのお菓子類には、かぼちゃの絵が必ずついている。ハロウィンカラーは、カキ色と黒である。いや、あれはカボチャ色なのである。本来の死者の祭りの意味を思い出すためにも、カボチャたちからガイコツさんを救い出さねばならない。


カボチャたちは大口を開けて笑っている。「いくら骸骨たちが頑張っても、商品としての価値はカボチャのほうが高いんだ。あんな骸骨なんてキモいだけ。お金払ってまで買うわけない。」と言いながら、カボチャたちは笑っている。


いつの日か、カボチャに食われそうになったガイコツさんの子供が大きくなって名誉挽回してくれるのを期待している。

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