真珠は「月のしずく」とか「人魚の涙」と言われ古代から珍重されてきた。そして、真珠は日本を代表する宝石でもある。


ダイヤがまだ宝石のの王者ではなかった時は、真珠がトップの宝石であった。
日本の真珠は古代から世界に知られ有名であった。


日本のアクセサリーの歴史をみると、真珠王国の日本において何故か真珠のアクセサリーがあまり無いということに疑問を持つのは自然である。


遣隋使や遣唐使たちは、砂金や真珠を持っていったという。渡航先の朝廷へ献上したのは勿論のこと、いろんなものを買い集めたり帰りの支度のために真珠を使った。その為、日本の朝廷は各地から真珠を献上させ集めていたのである。真珠はその後も、日本を代表する輸出品の一つでありつづけた。世界中で通用するお金の代用であったと言っても言い過ぎではなかった。


真珠は、一般のアクセサリーとしては広まらず、朝廷の装飾品として、又、仏像の装飾品として使われているうちに一般大衆の間には広まらなかった。


戦後の日本の輸出品として大切なものの一つが真珠であった。日本真珠は日本という国の金に変わるお金のようなものであったようだ。それが、ファッションの流行の関係や、精巧な模造品に押されて天然真珠はあまり顧みられなくなりつつある。残念なことである。海外からの観光客にもっと日本真珠をアピールしなければならない。そのためにも、若いデザイナーたちが真珠にもっと感心を持ってほしいものである。せめて、日本のおける婚約指輪は、ダイヤではなく真珠にしてはいかがなものか。