近江日野町に行った友人から色んなおみやげを貰った。


その中でも、以前にも頂いた「でっち羊羹」を息子がたいそう気に入っていた。


一体「でっち羊羹」とは何か、詳しくは知らないので調べてみることにした。


まず、「でっち」とは近畿地方一帯で使われていた言葉で、商店に住み込みで働く見習いの下働きの子供のことで「丁稚」と書く。年2回盆と正月には故郷へ帰ることが出来るが、其の時に土産として持って帰るのがでっち羊羹である。


羊羹には上物の練り羊羹と下ものの水ようかんと蒸し羊羹があるが、でっち羊羹は小豆に小麦粉などを入れた蒸し羊羹で甘みも少なくとろっとした羊羹である。型くずれを防ぐためと防腐効果のために竹の皮に包んである。


詳しくはウィキペディアを参照。
羊羹 – Wikipedia


近江地方からも大阪や京都へ丁稚奉公に出たようである。日本の3大商人の一つ近江商人の発祥の地でもある。近江の千両天秤と呼ばれるように、天秤棒一本から行商を始め財を成し、千両の富を得てもなお同じように行商に出たと言われる。また、近江のノコギリ商法と言われる行商で往復とともに販売と仕入れを行う合理的な無駄のない商いをした。その為、「近江商人の通った後はペンペン草も生えない。」と陰口を叩かれることもあったという。


日野には丁稚奉公から始まり行商を経て蔵を建てる近江商人の展示館がある。


蒸し羊羹は練り羊羹とは違って非常に軟らかいのですっと切れる。


口当たりの良い羊羹で淡い甘さもいい。いくらでも食べることができそうである。

夏場の水ようかんに対する冬場の蒸し羊羹「でっち羊羹」である。