稲荷神社とコンコンさんとは一体どういう関係なのかこの年まではっきりとした認識がなかった。
稲荷神社には、赤い旗が立ててあったり、赤い鳥居がたくさん並んでいることが多い。
これは、赤い色が魔除けの意味があるからというのは分かる。


このように赤い鳥居が何重にも並んでいるのは、願い事がかなった時、後からお礼として赤い鳥居を奉納する習わしがあるからだそうである。先払いではなく後払いシステムになっているということ。


稲荷神社には狛犬の代わりに狐が飾ってある。調べてみると、狐は稲荷大明神の使い、即ち、神使(しんし)なのである。稲荷神社の本尊が狐なのではない。では、稲荷神社の神様は一体どのようなお方なのか調べてみた。ウィキペディアによると、「元来は五穀豊穣を司る神であったが、時代が下って、商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神としても信仰される。」とあり、今では何でもお願い事を頼むことのできる便利な神様になっておられるので人気があるということらしい。


右と左の狐が加えているものが違う。稲穂、巻物 鍵、玉などをくわえているが、それぞれには意味がある。稲穂は五穀豊穣の神に由来するもの。巻物は知恵の象徴。玉と鍵は、玉は稲荷神の霊徳の象徴。鍵はその御霊を身に着けようとする願望を表している。また、玉と鍵は、「天」と「地」、「陰」と「陽」を表しているとも言われている。


この稲荷神社の狐は、右が玉を、左が鍵をくわえている。


稲荷神社の狐は白い白狐である。これは、神の使いとしての狐は、人の目には見えない存在であるから、透明なのであるが、便宜上、透明の狐を白い狐として表しているだけのことである。


稲荷神社は、シンボルカラーが朱と白でインパクトが強い。
稲荷信仰は、江戸時代江戸を中心とした関東で大変流行し、現在に至るが、主祭神として2970社、分祀社として32000社、その他屋敷神や山野や路地の小祠まで入れると膨大な数になるという。


稲荷神社の本尊として一体何が飾られているのか。


何が祀られているのか興味には勝てず中をの覗いてみた。9


ん?何もないような・・・・。


なるほど、神道だから、鏡が祀られている。3種の神器とは、古代より,天皇が皇位継承の璽 (しるし) として,代々伝えた3種の宝物,すなわち八咫鏡 (やたのかがみ) ,草薙剣 (くさなぎのつるぎ) ,八坂瓊曲玉 (やさかにのまがたま) 。草薙剣は天叢雲剣 (あめのむらくものつるぎ)をさす。「記紀」の伝承によれば,アマテラスオオミカミがこれら三種の神器を孫のニニギノミコトに与えたという。
鏡は知恵、勾玉は慈悲深さ、剣は有機や武力を象徴すると言われている。

稲荷神社の本尊は、神道において、宇迦之御魂神(うかのみたま、倉稲魂命とも書く)、豊宇気毘売命(とようけびめ)、保食神(うけもち)、大宣都比売神(おおげつひめ)、若宇迦売神(わかうかのめ)、御饌津神(みけつ)など、穀物・食物の神を主な祭神としている。


稲荷神社は時代とともになんでもありの有難い神様になっていった。それ故、家内安全なんかもOKなら、地震がこれ以上起こりませんようにというお願いも聞き入れてもらえそうな気がする。


大阪北部に位置する茨木市にも、あちこちに稲荷神社があるが、総持寺の中にも稲荷神社がある。
総持寺(そうじじ)は、大阪府茨木市にある高野山真言宗の寺院で西国三十三所第22番札所である。日本全国からお参りの人々がたえない有名な寺院である。寺院内に神社があるのも変な具合である。


寺院の中に稲荷神社があるのは、稲荷神は神仏習合思想において仏教の女神である荼枳尼天とも習合したため、仏教寺院でも祀られるようになったという経緯がある。もともと外来の宗教であった仏教が、日本土着の在来宗教である神道と折り合いをつけながら現在に至るまで長く生き残った理由もこの辺にあるのだろう。

地震の被害を見て回りながら、あちこちで見かけた稲荷神社に手を合わせて地震の終息をお祈りしてきた。・・・「コンコン様、早く地震が終息しますよう稲荷神様にお伝えください。どうかよろしくお願いいたします。」