日本では嫌われ者のガイコツさんを、天使にイメージチェンジしてやることにした。


リサイクルショップで買ってきた白いドレスを用意。この他にも使えそうなものをいろいろと準備する。


少し丈が短いし、何よりも骨だけなのでペッシャンコである。


エアーキャップと紐でボリュームを出すことにする。


少しふっくらとしていい感じ。


更に白いスカートをはかせることにする。


これでなんとか膝が隠れた。


白いカーディガンを用意。


カーディガンを着せて大粒の真珠のネックレスもつける。


100均で買ってきた天使の輪っかをつけることにする。かなりイメージが良くなるはず。


白いマフラーをかぶせて天使の輪っかを付けた途端に、ガイコツさんの目が赤く光った。びっくり仰天。心臓がバクバク。思わずカメラのシャッターを切る。人生観が変わりそうである。箱からガイコツさんを取り出すときにスィッチのコードを切ってしまったので、LEDの目は光らないはずである。超常現象である。


天使の輪っかをつけた瞬間に、どうして、LEDの目が光ったのか。このガイコツさんは生きているのか?
怖いのか嬉しいのかわからない気分。持病の狭心症の発作が起こりそう。


頭を調べてみようと思って天使の輪っかをとった途端、なんと、LEDの赤い光は消えてしまった。

不思議さに茫然とする。
家には誰もいない。
証人がいないのである。
デジカメの画像だけなんて証拠にならないのでは。
あーあとため息がつく。

頭の後ろを見ても切れたコードがぶら下がっているだけ。会社に電話をして息子を自宅に呼び戻そうかとも思ったが、気が狂れたと思われそうで断念。

 


もう一度ガイコツさんの頭に天使の輪っかを付けてチュールもふわっとかけて、本格的に天使の装いをしてあげるが、2度と目は光らない。

 


きっとガイコツさんの気に入らないのかもしれないと、チュールは頭のベールにする。


とにかく頭のあたりをあれこれとイメージアップさせてみる。使えそうな小物を探して家中を走り回る。


頭のデコレーションが豪華になった。手首にもふわふわのブレスレットを付けてやる。


しかし、何が気に食わないのか、目は赤く光らない。天使に変身したガイコツさんにいろいろ話しかけてみたが、無駄であった。

夜になって帰ってきた息子に事の顛末を微に入り細に入り説明したところ、バカにされた。しかし、息子はその原因があるはずだと探しはじめたのである。あっという間に原因が分かる。


コードは切られていたが、その右側に小さな黒い四角い出っ張りがあるが、これもスィッチである。ガイコツさんに天使の輪っかをかぶせた時、偶然にも輪っかの支えの先がこの小さなスィッチを押したのである。輪っかを取ると、中途半端に押していただけなのでスィッチは切れてしまったのである。2度目以降は、この偶然は起こらなかったのである。

原因が分かってみれば、超常現象だと騒いでいたのが馬鹿らしいの一言であるが、ただ、あの偶然は何だったのかと少しはミステリアスな気分が残る。私の気持ちがガイコツさんに通じたということにしておこう。