カンチャ「最近、あまりワーキングプアって言葉を聞かなくなったなあ。きっと、ワーキングプアの人たちが減ったんだよ。」


ボッコ「何を寝惚けたこと言ってんだ。カンチャはワーキングプアについて一体どんなふうに考えているんだよ。」
カンチャ「ワーキングプアっていうのは・・・働いても働いても貧乏なんよ。違うかな?」


ボッコ「1993年から2005年にかけて就職氷河期という時期があって、この世代がワーキングプアになっていったんだよ。四分の一が生活保護水準以下と言われているのよ。日本社会は新卒の就活を逃したらいくらあがいたところでどうにもならない非情な社会構造になっているんだ。」


カンチャ「可愛そうな世代なんだね。ボクはこの自販機のバイトを一生懸命やって正社員になるんだ。」
ボッコ「あれれ、カンチャはなにか勘違いしていないのかな?」


ボッコ「年収200万円以下のワーキングプアは労働人口の24%、貯蓄ゼロ世帯は30.9%、サラリーマンの3分の1は非正規社員。そしてこの傾向は実質的には毎年増加しているという事実。原因は、経済の低迷と労働人口の減少など、その挙げ句、国民一人が国家から背負わされている借金が840万円。」


カンチャ「ぼ、ぼくは、正社員になれないの?」
ブッコ「正社員から契約社員、そして派遣からパート、そしてバイトというようになっていく流れのほうが普通で、この逆というのはほとんどないのよねー。」


ボッコ「で、もとに戻るけれど、ワーキングプアという言葉をあまり聞かなくなったのはねー、ワーキングプアが普通になってしまったからなんだよ。あー、それから、もう一つ、カンチャは立派なワーキングプアという事実。君は一体これについてどう思うかね?」


カンチャ「ぼ、ぼく、ぼくは、ワーキングプアだったんだ。・・・・バイトで、年収100万円以下の僕・・・正社員になれる夢も消えて・・・ボッコなんて大嫌い。知らなければ幸せだったのに・・・」