建造物等損壊罪(他人の建造物または艦船を損壊する罪で刑法260条で定められている。】の被害届のため警察から参考資料と証拠写真を持ってくるように言われた息子。


担当の警部補はごっついガタイの刑事で大迫力。容疑者はきっと震え上がると思われる。捜査第1課は殺人などの重罪犯罪を扱う部門だからこういう刑事が担当しているのだろう。


土曜日の昼から息子は無断で解体された建物の見積書と写真を持って警察へいく予定。担当の刑事は事件が入ってキャンセルになってしまった。捜査1課は忙しいのだ。


この建物は昭和56年に400万円で父が買ったもの。今の金額にすると2000万円は超える。それから現在まで、屋根の補修や火災保険を掛け税金を払ってきた。しかし、建物を再建するのには2000万円にはならない。きっと地上権があるから高かったのだろう。


地主にしてみれば広い敷地の真ん前にある建物は邪魔以外の何物でもなかったであろうが、どうして、話し合いという方法を選ばず、地上げ屋に任せてしまったのか。今でも納得できないでいる。きっと買い主のデベロッパーも手を引くであろうし、解決するまでどれ位の時間がかかるかと思うと他人事ながらちょっと気の毒なような気もするが、居直って何も知らぬ存ぜぬを通しているのを知ると同情も吹き飛んでしまう。他の立ち退きを迫った家の場合は一体どうだったのかと疑問に思う。なんだか良心的な話にはなっていなかったのではないかとふと思った。ひょっとすると警察は余罪の捜査もしているのかも知れない。