これは、血液がんになって即入院となったとき、恐ろしそうな抗がん剤に耐えられるようにと慌てて作ったイメージ作品。

建設会社に建物の起訴の改ざんをされて、警察に告訴状を受け取ってもらうところまでは漕ぎつけたが、末期がんの病状を考えて周り中が1日も早く決着をつけようと思って示談を私に強く薦めた。私も、もうだめだと思うほど弱っていたので、示談を受け入れた。


抗がん剤の8クール目の1番弱っているときに裁判が行われたのである。相手側の建設会社はさぞかし喜んだことであろう。あの会社は今でも手抜き工事を繰り返して利潤を上げているのだろう。ベタ基礎を独立基礎に改ざんしたのである。その時の告訴状も、今の弁護士に書いてもらった。


その時は、このまま裁判を続けたらもうだめだと思った。ひたすら生きてこのことをブログに残さなくてはと思いつめたものである。
しかし、抗がん剤が終わって少し元気になってくると、腹が立って仕方がない。思い出すのも嫌だった。
建築裁判は、全て建築業界にとって都合の良いように解釈するようである。


血液がんと言っても悪性リンパ腫である。全身12箇所に固形がんを作っていた。普通は6クールの抗がん剤を8クールやったのだからあんなに苦しかったことはない。ガンを殺すために健康な細胞まで殺してしまう。体中がぼろぼろになって今でも回復していない。生きているだけで満足しなければとは思うが、あの裁判のことを思い出すと今でも示談にしたのは間違いだったと後悔せずにはおれない。


今生きているのが奇跡のようなものである。きっとこの作品があったからだと思っている。ひたすら羊さんががん細胞を食べてくれていると信じて辛い抗がん剤に耐えた。


この羊は正倉院の文様からとったもので、力強いデザインが気に入っている。


羊と雪の組み合わせは、抗癌イメージにはぴったりであった。ガンを羊が食べて雪が溶けるように病が溶けて流れていくイメージである。ホログラムの箔だらけの七色に光る作品である。


今でもこの2点の作品をアトリエと寝室に飾っている。0号とサムホールの小さい作品である。今度はもう少し大きな作品を創ってみようと、今あれこれと準備をしている。


羊と雪の組み合わせは、私にとってがん治療のイメージ療法にはぴったりであった。NET検索で抗がん治療のイメージ画像を探したが、小学生が描いた絵が1点あるのみであった。これから命のある限りこの抗癌治療のイメージ作品を創って病院に寄贈しようかと思っている。しかし、キラキラのけばい絵だと言って断られるかも知れない。・・・気に入った人がいれば勝手にプリントアウトして飾ってもらうと嬉しい。治療効果のほどは信じるものほど救われると思っている。