前を行くキャリアカー(車輌運搬車)のバウンドの揺れ方にヒヤヒヤ。
自動車運搬用トレーラーをキャリアカーというらしい。このキャリアカーは「2017年3月以降、基本的に準中型車(5t限定含む)以上に分類されており、普通免許では運転できなくなっている。」とWIKIに書かれている。が、この大きなキャリアカーを見たら超大型車である。
こちらが行こうとする方向へ行くキャリアカー。ブアンブアン上下に揺れながら、更に左右にも揺れている。
近づくに連れて後ろの車がずり落ちて見える。中古車を運んでいるようである。
そりゃサイドブレーキもかけてさらに何かで固定してあるのだろうが、ボヨーンボヨーンと上下に飛び跳ねている車を見ていると、今にも荷台から外れてこちらの車の前に落ちてきそうで生きた心地がしない。
キャリアカーとの間を空けてもどの車も入ってこない。
やっと左の車線に移動して、キャリアカーの後ろに黒い車がついたのでホッとする。
そこで安心して右車線に戻る。一台入ってくれるだけでなにか安心する。きっとあの黒の車も嫌だなあと思っているかも。
とかなんとか思っていると、キャリアカーは左車線に移動して元の木阿弥。そのすきに黒の車は速度を上げて逃げていった。
またしてもお尻をふりふりして揺れているキャリアカーの後ろを走る。
一体何台積んでいるのか。8台は積んでいるようである。
Wikipediaによると、
「道路法により自動車運搬用フルトレーラーの全長は19mが上限とされており、構造改革特別区域(特区)を申請した岩手県・宮城県・静岡県・愛知県・福岡県においては、2010年(平成22年)11月30日より完成自動車工場から積出港までのルートでの全長21mの同トレーラーの運行が可能となった[2]。浜名ワークスが提案して実現に至った同施策により、同特区内では積載台数が増え、輸送効率が約3割上がると期待されている[2]。
2019年1月29日、規制緩和が行われ特殊車両通行許可を申請し受理されれば、セミトレーラーのリヤオーバーハングへのはみ出しが1mまで可能に成り全長18mまでは許可される事と成った。」
このキャリアカーは18メートルはあるようだ。
横に並んで車の下を覗くが、一体どのように固定してあるのか全くわからない。ちらっとワイヤーで引っ張ってあるのが見えた。
少しぐらい固定したって急停車や衝突したら、きっと積んでいる車がドサッと落ちてくるに違いない。
こんな恐ろしい車を走らせるなんて無謀だ。
追い越せそうなので速度を上げて横に並んで見上げると、キャリアカーの前はこんなに恐ろしげである。ここも揺れていた。この後はひたすらこのキャリアカーから遠ざけることに集中。
あとでNETで調べてみたら、わざと揺れるぐらいの余裕をとって振動を分散させているらしい。理屈では理解できても眼の前でブリュンブリュンと大きく揺れているのを見ると恐怖である。