参議院選挙の投票が終わって各党の当選速報がTV上に上がる。

しかし、今回の投票率の低さについてはあまり話題にならないが、投票率が50%を切って48%になって戦後2番めの低さである。年々低くなる投票率。たとえ与党が過半数以上だといても有権者の25%以下の支持だということになる。

毎年減り続ける投票率。これが一番の問題だと思う。


年代別に見ると若者の投票率がダントツに低い。政治に興味のない若者という認識はおかしい。政治に無知な若者というべきである。政治なんて自分たちとは無関係だと思っている若者が「老害だ」とか言っているのは矛盾しているのである。60代の投票率が一番高いのはなぜか。それは年金だとか老後の問題が国会議員にかかっているのだと判って選挙の投票に行くようになるからである。立候補者も又、投票率の高い年代に対しいろいろ公約をするようになるのである。


60代の人間にも若い頃はあったのだ。60代になるまで色んなことを経験し、選挙で選ばれる国会議員が国の法律を決めて国民の生活を左右するようになるのだと実感するのに40年かかるということなのだ。日本の国がどんどん変わっていっている実感は1日や2日ではわからないかもしれないが、ある日のこと「えっ」と思う程悪い方向に変わってしまったと思う時はもう遅いのである。

民主主義社会では極端な独裁は許されない。しかし、ある権力団体が自分たちの主張を通すために何年もかけて少しずつ計画よく国政を動かしていくことはありうるし、実際、現在も進行中である。スマホでゲームに興じている間に浦島太郎になって、気がついたら惨めな60代になっていることだってありうる。権力欲に憑かれた輩は一時も休むことなく目標に向かって邁進するのであるから、これに勝つためには浮動票の数しかないのである。(衆愚政治を心配するよりまず行動を)

政治に関心を持っていない今の若者が作ってしまう40年後の日本を想像することができるのか。社会変化の加速度がどんどん早くなってきている現状もある。社会変化は10年ぐらいで訪れるのに、若者の意識の方は40年もかかるとなると悲惨な未来しか想像できないという事になる。

で、投票率を上げる過激な方法もある。選挙の投票を義務化して棄権したものは罰金1万円という法律を作ると、有権者は約1億人、その半数の5000万人が棄権すれば罰金は5000億円ということになる。ところが罰金となると棄権者は激減するのであるからこの取らぬ狸の皮算用は成り立たないが、投票率だけは確かに上がる。

罰金よりも就職とか昇進に関係してくればどんなものか。成人しての初めての国政参加を棄権するのだからペナルティを課すのもいい。18歳以上の選挙権もあまり投票率を上げる役には立っていないようである。

何が嫌だと言って、地盤看板カバンのジュニア政治家の氾濫であり、お友達政治であり、先生と呼ばれて異議も唱えない政治家であり、自己権力のためにだけ政党間を東奔西走する政治家であり、・・・言えばきりがないが、きっとこんな政治家が政治に背を向ける若者を量産しているのだと思う。

しかし、若者たち、こんな政治家に負けるな!こんな政治家たちにあなた達の未来を決めさせるな!

自分たちの未来は自分たちでよく考えて築かねば。だから投票には行こう。数は力なり。