現在、雪の模様を作ったり、結晶の写真から雪のデザインをして作品を作っている。兎に角、雪のあの幾何学的な形が大好きで、あまり雪の降らない大阪に住んでいるので余計に神秘的に感じる。北国の人から見たらさぞかしバカバカしい思いであろう。
そんな私を見ていた友人が、雪輪のデザインの煎餅をおみやげに持ってきてくれた。


日本人なら一度はこの雪輪の形を見たことがあると思う。非常に洗練された雪のイメージである。
江戸時代にできて、それ以降いろんな工芸品の模様として使われてきた。


日本では、雪輪の中に色んなものをあしらって紋を作っている。これは雪輪に梅である。


これは雪輪に三扇(みつおおぎ)。


千秋庵は、大正10年1021年創業の北海道のお菓子メーカーである。


「山親爺という名前は、昔から北海道の山野を我が物顔で歩いていた熊の愛称でです。」という熊を雪輪の中に入れたデザイン。


煎餅とはいってもバターとミルクをたっぷり使ってあるのでクッキーという方が良いかも。


中身は食べれば無くなるのでパッケージと小袋は永久保存。


うーん、まさに雪輪に熊。試食するのが躊躇われる。


食べてみたがなかなか美味しい。味に不満はまったくない。しかし、贅沢を言うなら、粉砂糖を振って雪らしくしてほしかった。

千秋庵にはこの他にスノーマンという雪輪の形をした饅頭もある。スノーマンも形だけが雪輪では物足りない。やはり雪は白くなくては。北海道の人にとって雪なんてものは珍しくも何ともないかもしれないが、雪国でない者にとっては雪は貴重品である。雪が積もっている朝なんて奇跡が起こったようなもの。北海道物産店に行っても雪の形のお菓子なんか見たことがない。白い雪のデザインのお菓子をつくってくれたら絶対に買うから誰か作って欲しい。

意外と雪の形のお菓子は少ない。江戸時代、雪のデザインが一世風靡したときにはきっと雪のお菓子もあったはず。

その思いもあって現在せっせと雪の画集を作っているが、雪の結晶自体のデザインもしている。なんとか今年中には完成したい。