今年最後になるかもしれないナシは、でっかいジャンボ梨。


これは熊本県産荒尾梨。荒尾市は、熊本県の北西にあり、幸水、豊水、あきづき、新高と数々の種類の梨が栽培されているが、特に「荒尾ジャンボ梨」として有名になった荒尾梨は、新高という品種で昭和初期より荒尾市での生産が始まったということである。


包み紙には、「ジャンボなおいしさ とろける甘さ」「ナシは荒尾梨」と書かれてある。


兎に角大きい。「大きい」という表現より「でかい」という方がピッタリする。スマホと比べてみればよく分かる。


皮を剥いているとキメが粗いらしくジャリジャリという音がする。


4分の1のナシ。小さそうに見えるが、さにあらず。


スマホと同じぐらいの大きさ。


縦割りを横切りにすると普通のサイズになる。こんなに大きいと味も大味ではないかと思って食べてみたが、キメは粗いが、シャキシャキした食感と糖度が高いらしくかなり甘くて水分も多くみずみずしくて美味しい。

もうそろそろナシも終わりになるが、このナシは10月から11月が旬らしい。ちょっと意外な気がして調べてみると、普通のニホンナシは7月頃から出始め、食べ頃の美味しい旬の時期と言えるのは8月から9月にピークを迎え10月頃までとなるが、「にっこり、晩三吉、新興梨」は10月頃から12月、「新雪、愛宕梨」は12月から1月が旬となるということである。

特に「新雪」という名前には神秘さすら感じる。12月頃から出回るが総生産量が少なく稀少な梨で2月頃までが旬で日持ちが良く1ヶ月位は持つという。主な産地は鳥取でこういう梨を「冬梨」というのだそうで、この梨も又ジャンボなしである。12月になったらその「新雪」という梨を探してぜひとも食べてみたい。