冬に食べる梨・鳥取県の名梨「新雪」を試食
「新雪」という名前に惹かれて買った梨。
「新雪(しんせつ)」という梨は、1949年に新潟県に於いて「晩三吉」と「今村秋」の交配による赤梨品種で大玉の冬梨である。
私の買った梨は鳥取県産である。
新雪梨の収穫は11月の中旬頃から12月中旬頃までであるが、収穫してすぐは酸味が強く、追塾させてから出荷され市場に出回るのは12月上旬頃からとなる。
また、非常に日持ちがよく、翌年の春まで美味しく食べることができる。食べ頃の旬の時期は12月中旬からよく年の2月くらいまで。
覆ってある紙を取り除くと梨のお尻が上になっている。
枝の付いている方が大きく実るので、安定性のため店頭では上下逆さまにしているそうである。
私の買ったものは664グラムであるが、大きいものになると1キロから2キロぐらいのものもあるらしい。
皮を剥いているときにも梨の肌理が粗いのがよく分かる。
断面を見ると尻窄まりになっているのがよく分かる。
店で買ってきてからも3週間ぐらい追熟させた。食べてみると酸味は追熟のおかげかあまりないが、甘みも余りない。食感はシャキシャキと云うよりはゴリゴリに近い。期待のし過ぎかあたりが悪いのか、あまり美味しくなかった。やはり梨は秋の梨が美味しいのではないか。
それでも季節外れの希少価値のある梨ではある。一度食べてみたかったので満足している。