エレベーター横にある自販機だから、エレベーターを待っている間、人間たちの会話が聞こえてくるので、自販機横の2つ目ゴミ箱さんたちは人間社会のことについてとっても詳しいんだ。


ゴミ箱A「近頃、みんな余り自販機を利用しないのね。」

ゴミ箱B「そりゃー、不景気だし、コロコロコロナのウィルスに不安で余り出歩かないからね。このコロナウィルス感染が収束しなければますます不景気になるだろうなぁ。」


ゴミ箱A「今頃の時間だと、私たちゴミ箱は空き缶やペットボトルで一杯になっているんじゃない?」

ゴミ箱B「消費税が上がっただけじゃなくて、その前に実質値上げが行われた感があるからな。袋の中身がすくなったり、商品の入れ替えで少しずつ値段の高いバージョンだけになっていく兆しがはっきり見えてくるから、心理的に無駄遣いを控えるようになるんだろうなぁ。その筆頭が自販機の飲み物なのさ。」

ゴミ箱A「いつの頃からかゴミ袋も薄くなったわね。」


ゴミ箱B「コロナウィルスってみんな騒いでいるけれど、アメリカじゃインフルエンザ感染者が米疾病対策センター(CDC)の公式サイトによると、1月25日までに少なくとも患者数1900万人、入院患者数18万人、死者数1万人に上っているらしい。」

ゴミ箱A「わたしたちも、予防注射とまでは言わないけれどマスクぐらいしたいわね。」

ゴミ箱B「お前ってバカなん?マスクを掛ける耳もないし、それよか風邪ひきのゴミ箱なんて聞いたことないし。」

ゴミ箱A「だってここは冷えるし、明日はもっと寒くなるっていう話でしょ。

コロコロコロナっていつまで続くのかしら。」

ゴミ箱B「インフルエンザなんかのウィルス感染の大流行が収束するのは最低でも1年ぐらいかかるだそうだ。コロナウィルス感染がこのまま広がっていったらオリンピックなんかにも影響を与えそうだなあ。」

ゴミ箱A「あら、夏になって気温が高くなって湿度が上がればウィルスは死んじゃうんじゃないの?」

ゴミ箱B「お前、なんか勘違いしてない?南の暑い国でもインフルエンザは流行るんだ。適度な湿度と気温は人間にとって喉がいがらっぽくならなくて風邪をひきにくいと云うだけ。ウィルも湿度が高いと生きにくいっていうだけで死滅はしない。」

ゴミ箱A「じゃあ、ウィルスさんたちは何が苦手なの?ウィルスさんたちの弱点さえわかれば全ては解決したも同然。教えて頂戴よ。」

ゴミ箱B「アルコールと熱と酸だよ。酸八.5度以上の体温になると体内のインフルエンザウィルスは死滅してしまう。体外ではアルコールは70%前後が一番。語録度酸ゼロ分の加熱、紫外線、エーテルなどの脂質を溶かす溶媒や界面活性剤、次亜塩素酸ナトリウム、エタノール等により容易に不活化されるんだ。

ただ、二酸化塩素の酸性でウイルス死滅はその根拠となるデーターはないらしい。人間の胃の中に入ってしまうインフルエンザウィルスは胃酸で死んでしまう。」

ゴミ箱A「何でもいいから、景気が良くなってみんなが自販機で飲み物を買ってくれりゃいいのよ。そうでないと、わたしたち2つもいらないっと言って一つは撤去されてしまうわ。私は嫌よ。絶対嫌よ。」

ゴミ箱B「そこまでは考えていなかった。大変だ。」