マスクの材料である不織布をNETで調べていると、「メルトブローン」という言葉よくでてくる。
メルトブローン法は不織布を作る1技法である。日本バイリーンのサイトにわかりやすく書かれている。

不織布の製造工程 | バイリーンについて | 日本バイリーン株式会社
樹脂を溶融して紡糸ノズルの周囲から噴射する高温エアにより、繊維を細くしてシート状に集積します。
【特長】
樹脂から直接シート化できるので効率が良い。
風で延伸するので繊維径を細くできる(1~10μm)
乾式・湿式法では作れない細い繊維だけで構成される不織布を作ることができる。
【主な用途】
ビル空調用フィルタ、キャビンエアフィルタ、OA機器用フィルタ、マスク、液体フィルタなど


私は作品の制作で日本バイリーンのメルティングシートを紙の張り合わせに使っている。


幅1メートルほどの大判なので大きな紙同士を張り合わせることが出来る。


これがメルトブローン法のよってできたメルティングシートである。マスクの不織布と同じ技法で作られている。


拡大してみると、細い繊維が絡み合うようにしてシートを作っているのが分かる。マスクの不織布の場合はポリプロピレンを溶かして細いノズルの先から熱いままで噴射して飛ばすとさらに細く伸びていく。これが熱い内にくっつくと不織布になる。このポリプロピレンの繊維の太さは1ミクロンから10ミクロンぐらいである。この細い繊維が絡み合ってシート状になったものがマスクの素材なのである。ウイルスの大きさは更に小さくこの細い繊維の10分の1ぐらいである。ガーゼなんかでできた布マスクなんて話にならない。WHOがアベノマスクについて全く効果がないとするのは最もなことである。


マスクの素材のポリプロピレンというのは、花屋さんで花を包んでくれる透明のフィルムである。このPP(ポリプロピレン)は、融点が160度である。アイロンの高温で溶け始めるので、マスクにアイロンを掛ける場合は100度より低い温度でかけるようにしている。

アイロンの場合、「低=80度~120度」「中=140度~160度」「高=180度~210度」となっているので、低温でマスクにアイロンをかければ、ウイルスは大体80度で死滅するので、高温にする必要はないのである。

ただポリプロピレンは紫外線に弱いので太陽に当てていると分子の結合が破壊されて分解し始める。ただ10回ぐらいではボロボロにはならないから安心している。