2ヶ月に一度のがんの定期検診に行っている。2月のときはマスクをしている人が増えたなあという感じだったのが、2ヶ月後の緊急事態宣言以降の病院はガラッと様変わりしていた。まず、玄関に人があまりいない。


入り口には2列に並んだ長机の上にアルコールやマスクなどが置かれ、お医者さんと看護師さんがいて、「何の要件で来たのか。熱はあるか。予約はしてあるか。」など訊かれ、パスした後に入ることが出来る。


フェイスガードをつけた看護師さんが院内案内をしている。勝手にウロウロさせないようにしている。

ここの病院は総合病院なのだけれど、まだ大阪府からの感染者受け入れの要請をされていないということである。感染者受け入れ病院なら一体どのような状態なのであろうか。


受付の前にもビニールで患者との間を隔てている。受付の周り一面には注意の張り紙が貼られている。
ここは内科なのでとくに神経質になっているようであるが、患者はいつもの3分の1程度しかいない。


「咳エチケット」の張り紙があちこちにはられている。マスクなしに院内に入れないはずなのに。


面会も禁止だ。入院している患者さんはさぞかし寂しい思いをされていることだろう。


あまりにいっぱい貼紙がしてあるので全て読む気がしない。


コロナの疑わしい人は先に診察したり検査してもらえるらしい。


特に呼吸器内科の患者さんは、特別扱い。


いつもの受診案内表を挟むフィルムファイルがない。注意書きを読むとプラスティックファイルに付いたウイルスは長時間生きしているので衛生上使うのをやめたようである。


複数枚の受診票の場合は金属クリップで止めるように書かれている。


採血などの内科の検査も間違わないように注意を促している。

患者さんの人数も少ないこともあって、トラブルはないようであった。ただ担当医の触診検査は、いつもより少し簡単であった。医者も患者もお互い近づきたくないという疑心暗鬼が伝わってくるような雰囲気であった。


ウイルス性の病気には抗生物質は効かないばかりか、副作用もあるから自分勝手に抗生物質の入った薬を飲むなって!
因みに、抗生物質とは細菌などの微生物の成長を阻止する物質のこと。ウイルスは遺伝子を持った自己増殖する無生物。乱暴な言い方をするなら、宿主の細胞を乗取って勝手に増える超小さい石ころのようなもの。

ただ、細菌性の風邪か、ウイルス性の風邪か医者に行かないとわからない。医者に行けばそれぞれに相応しい薬をくれるはず。しかし、病院に行く前にかってに自己診断してしまう人がいるからなのか。

現在の所、ウイルス性のインフルエンザはA型B型C型の3つだけしかわからない。この3種類以外はただの風邪として片付けられていたけれど、この中にはコロナウイルスの風邪7種が含まれる。この風邪の正しい判断は遺伝子検査でしかわからない。そう簡単なものではない。いままで、なんの精密検査もしないで、「ああ、これはただの風邪ですね。」なんて言っていた内科医は占い師と変わりなかったということか。今回の新型コロナウイルスでは、殆どの内科医はお手上げ状態。

病院内の貼紙にここまで書くのなら、待ち時間も長いことだし、細菌性の風邪とウイルス性の風邪の差も書いて貼っておけばいいのに。それから、ついでに細菌とウイルスの違いも。そして、季節性のインフルエンザウイルスと新型コロナウイルスとの違いも。