新型コロナウイルスに感染して入院したこの患者さんは個室で集中治療を受けている。個室であるのは初期の頃であろうが、患者さんは重症化しているらしくて上半身は裸のようである。点滴の管や尿採取のカテーテルや酸素吸入の装置や心電図や酸素飽和濃度計など体中に管や線につながれるので、パジャマなんか着ていたのでは看護しにくいのである。

先日、何気なく見ていた海外の重傷者患者の医療現場の映像に愕然となった。重症患者がズラッと並んでいて、酸素吸入機に繋がれ更にその他の管や線等をつけて足には黒い圧着ソックスをはかされ、上半身は裸、下半身にはタオルがかけられていたがおそらく普通の下着らしいものはつけていないと思われる。なんとなくは分かってはいてもハッキリと見た映像にショックを受け、NET中を駆け巡って調べてみたのである。


ここでは、下半身には大きな布がかけられていて、足も見えない。


この人も上半身には何も着ていないが、上掛ふとんのような物はかけられている。


この画像を見ていると、機械に繋がれた意識不明の人間という感じがする。この患者さんは手厚い看護を受けているように見える。しかし、ほとんど何も着ていない。足が見える。これだけの管や線に繋がれていては服を着ることは出来ないのである。


看護する方は、患者さんに比べても大変なようである。毎日が感染の恐怖と戦いながらこの状態なのである。


所狭しと並んだ重傷者患者のベッドと、そのベッドの上で裸同然の状態で横たわる患者。その間を忙しく行き来する医療関係者。終りが見えない毎日が続く。


足がベッドからはみ出している。こんな状態で何週間もウイルスと戦った結果、誰にも看取られることなく亡くなり、棺桶を開けてのお別れもない悲惨な状態。ニホンでは、すぐに火葬され遺灰となって家に戻ってくる。

新型コロナウイルスは、症状が様々であり、感染して症状がなくても人には感染するうえに、短期間で重症化する。今のところこれといった治療方法はない。一方、医療現場ではマスクや防護服が不足している。

この惨状をよく見れば、自分ひとりぐらい・・・という気が起こるであろうか。

自覚のない感染者がマスクもせず街中を闊歩することほど恐ろしいことはない。