ニューサウスウェールズ大学の化学の教授であるポール・サンダーソン氏がツイッターで、新型コロナウイルスの滅菌には石鹸がいいと書き込んだのが有名になって、従来のアルカリ石鹸でなければならないと思いこんでおられる方が結構いる。教授のツイッターをよく読めば、コロナウイルスの周りを覆っているエンベロープの脂質さえ破壊すればよいのだから、油を分解することの出来る界面活性剤であればなんでもいいのである。


マスクを洗うのは手洗いでなければならないことはない。これから先、いつまで続くか分からないパンデミックの生活なのだから、なるべく楽なやり方を選んだほうが長続きする。手洗いと洗濯機洗いとの科学的検証なんてないのに、まことしやかに手洗いを推奨する輩は、おそらく自分で洗濯もしたことがないのではと思ってしまう。細かいメッシュの小さなランジェリー専用の洗濯袋を使って他の洗濯物と一緒にマスクを洗えば良い。


一枚ずつマスクを洗っていたのでは、面倒で仕方ない。ためておいたマスクを一度に洗えば良い。出来ることなら、紫外線に当てたいので天気の良い日が望ましい。余分なお金をかけないのも、又、長続きの秘訣である。

干す時に整形すればまあまあそれなりにきれいであるが、不織布の場合、繊維が毛羽経つので、気になる場合は、PVAの家庭用水性洗濯のりを使えばぴしっとなる。


PVA(ポリビニールアルコール)の水溶液を10倍に薄めてスプレー型の容器に入れておくと便利で良い。アイロンをかける時にこの液をシュシュっとスプレーすれば毛羽たちがぴしっと収まりシワも伸びる。


これぐらいならば、新しいマスクとしても通るはず。


マスクメーカーは口を揃えて、不織布のマスクは本来使い捨てであり、洗濯をしたりアルコールをかけたりすれば、マスク本来の性能が落ちると警告する。真ん中のフィルターの役目をする不織布は帯電させてウイルスを捕獲しやすいように加工してあるので、洗濯したりUV殺菌やアルコール消毒するたびに効果が落ちるというのである。


3重のマスクを分解してみると、薄い不織布の間に目の詰まったフィルターの不織布が真ん中にあるだけ。機能が良いマスクだと、4重、5重になる。

NETのどこを調べても、帯電層のフィルターの不織布がどのような仕方によってどの程度効果が減るか書いてあるデーターはない。ガーゼのスカスカマスクと比べて洗濯した不織布マスクがどれほど劣るのかも根拠はない。


洗濯した不織布マスクの機能が劣る分、ティッシュの2枚折りをあてがえば文句はないのではないか。アルコールや次亜塩素酸水の場合はその液にどっぷり浸さなければならない。1回ずつそんなことをすれば不経済で且つ面倒である。その上、手も荒れる。

長続きする秘訣は簡単であることに尽きる。


帯電層のフィルターのことを、ウイルスを静電気で不織布にくっつかせるからすごいのだというが、本来集まってくるはずのないウイルスも余分にくっついてしまうという欠点があるだというメーカーもある。しかし、我々一般人にはそれを確かめるすべがない。

マスクなどというものが、ただの気休めであることは、サージカルマスクをつけている医療関係者が次々と感染していくのをみればよく分かる。

それでも自分が感染者かどうか発症するまではわからないからこそ、マスクを付けなければならないのである。症状が出る直前が感染力が一番強いということであるから、マスクを付けるということは社会的エチケットでもある。