ウイルスを殺菌する方法の中で最もかんたんでかつ完璧なのは紫外線殺菌ランプの照射である。しかし、このランプは人体に有害である。目の網膜さえ傷つけるので、人のいる場所では使うことが出来ない。


紫外線殺菌ランプの波長は260nm(ナノメーター)より短い領域である。紫外線には波長 380–200 nm の近紫外線と波長 200–10 nm の遠紫外線に分類されているが、近紫外線をさらに UVA (400–315 nm)、UVB(315〜280nm)、UVC (280 nm 未満) に分けることもある。

太陽光には、全ての紫外線領域を含んでいるが、大気のオゾン層によって280nm以下の波長の殺菌力のある領域は地上には届かない。もし、殺菌力のある280nm以下の波長が太陽光から地上へ届いていたなら、ほとんどの地上の生命体は、遺伝子を破壊されて増殖することは難しかったと思われる。


人体に無害で、ウイルスだけを破壊する紫外線ランプができれば理想的である。新型コロナウイルス感染で閉店を余儀なくされた店舗を救うことが出来るのである。


人体に無害だということは直接見ても何ら害はないので、店の中でこの紫外線ランプをつけておけばいいのである。


現在、紫外線による殺菌をしようと思うと、人間に直接照射しないように覆わなければならない。

ところが、・・・・

コロンビア大放射線研究センター(Center for Radiological Research)において、デービッド・ブレナー(David Brenner)所長は取材で説明したところによると、同センターが研究対象としているのは、「遠紫外線C波」と呼ばれる紫外線であるが、遠紫外線C波の波長222ナノメートルで、人には無害で人の皮膚や目の表面を貫通できないが、ウイルスにとっては有害で、死滅させることが出来る事が解ったということである。

紫外線ランプ、新型コロナとの闘いに光明か 米大が実験 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News


この222nmの遠紫外線殺菌ランプができれば、現在世界が抱えているコロナウイルス感染の問題の半分ぐらいは解決できるのではないか。病院などの殺菌や、防護品の消毒、人の密集する場所の殺菌、学校・会社・公共交通機関等の殺菌など、数え切れないほどの場所でウイルスを殺菌することが可能になるのである。

ウイルスの数が減れば感染も減るので、世界中を覆うコロナによる経済麻痺もかなり救えるのではないか。

寿命の長いLEDの紫外線殺菌ライトの開発も進んでいるようである。ウイルス感染の拡大と現代科学との競争である。今回のウイルス感染においての判断基準は科学であって政治ではない。新型コロナウイルスの取り組みはその国のリーダーシップを取る政治家たちのあり方を世界中に公開してしまった。隠しておこうとした問題にコロナの光を当てたのである。