日本の水道水は、塩素濃度については1リットル当たり0.1mg(0.1ppm)以上1mg以下が望ましいとされているが、この濃度は世界一高いのである。しかし、殆どの国では水道水の硬度が高いために飲料水には適していない。欧米ではほとんどの飲水はペットボトルに入ったミネラルウォーターである。一方、日本では水道水は軟水であるために水道水は飲料水として利用されるために、塩素で消毒しているのである。

この世界一塩素濃度の高い水道水を、日本人は毎日飲んでいるのである。最近では、東京などの都会ではミネラルウォーターをわざわざ買う人も多い。


新型コロナ感染者の重症者や死者が少ない日本の要因の一つとしてこの水道水を取り上げる見解があちこちから上がっている。決定的な証拠はないが、私が抗がん剤治療で入院していた時期、看護師長さんが、「手洗いやうがいや歯磨きなどは、塩素消毒された水道水で十分である。」といつも言っていたのを思い出す。


私達日本人は、朝から晩まで四六時中、この塩素たっぷりの水道水で手を洗ったり、うがいをしたり、ウォッシュレットを使ったりして消毒しているようなものである。


風呂に入り、朝シャンをしたり、兎に角、水道水でジャバジャバしている。


衣類も頻繁に洗濯する。日本人のきれい好きを支える高濃度塩素の水道水は、長ーい時間とともライフスタイルに取り込まれて、細菌やウイルスとの戦いにおいて、見えないところで勝利しているのか。水道水信仰のようなものかもしれないが、新型コロナウイルスを体や喉の粘膜から洗い流すのは良いことに違いない。

ワクチンができるまで、日本ではせっせと水道水で手洗、うがい、洗顔、入浴、洗濯、拭き掃除等に励みましょう。