連続在任日数が2799日の記録を打ち立てた安倍晋三首相は、自民党総裁としての任期を1年余り残して2020年8月28日「持病悪化で辞意」を表明した。
思い出すと色んな事があった。まるで、できの悪い金太郎飴の断面のようである。


同じ首班での11度の組閣は憲政史上最多記録である。

第1次安倍政権 : 2006年(平成18年)9月26日 – 2007年(平成19年)9月26日
第2次安倍政権 : 2012年(平成24年)12月26日 – 2014年(平成26年)12月24日
第3次安倍政権 : 2014年(平成26年)12月24日 – 2017年(平成29年)11月1日
第4次安倍政権 : 2017年(平成29年)11月1日 -2020年8月28日(辞意表明)


思い出せば森友学園や加計学園問題、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」、検察官の定年延長問題などお友達内閣と言われても、公文書を改ざんしたり、廃棄したり。揚げ句の果てには法律解釈を強引に変更したりと、やりたい放題を繰り返した内閣である。


義務教育の教科書に書かれている三権分立をいとも簡単に無視し、「丁寧に説明を」を繰り返し国民を馬鹿にし続けた内閣であったが、果たして安倍首相一人の責任なのかと疑問が湧く。


安倍首相は首相になりたかっただけのお飾り首相。政治屋のサラブレッドジュニアの裏で糸を引く権力者たちとその取り巻きがなければ、この長期政権は続かなかったはず。


そして何より、国民の政治に対する無関心さである。投票率の低さを見ればよく分かる。
その上、烏合の衆の野党も、与党の政治屋と何も変わりないと国民には見える。
全ての風は、安倍首相に春風となってそよいだのだろう。


安倍内閣の金太郎飴の甘さに忖度して寄り集まったアリの群れ達。

コロナのせいで今までどうりには行かない状況を逆手にとって、「ポスト安倍」を手に入れる激戦が少し前から始まっていたようである。
疫病が流行ると政権が倒れるというジンクスがある。

それでも何かの問題の責任をとってやめるのではないので、一応「寿辞任」である。
「安倍首相 寿辞任に 秋の風」