目鯛(メダイ)は分類としては魚類 – 条鰭綱 – スズキ目 – イボダイ亜目 – イボダイ科 で、鯛科ではない。
目鯛という名前の由来は、100メートル以下の深海に生息するために目が大きくその身が白身で美味しいことから鯛のような魚ということに因んでいると思われる。


目鯛というのは初めて見る魚ではあるが、調理済みと書かれているのと値段も安かったので買った。


丸太ん棒のような身の多そうな魚である。細かい鱗は取り除かれている。


目鯛と言われるだけあって、目が大きくその上口が小さく可愛い顔をしている。


青黒い皮の下は白身の魚である。


大きすぎて魚焼き器の中に入らないのでしっぽはカットしておく。


焼き魚にするときは直前に塩はたっぷりめに漬けることにしている。


片面を焼いたところ。


更に裏面も焼く。


身が多く骨は鯛のように硬くはない。脂が乗る旬は秋から冬である。身は鯛ほどふわっと柔らかくはないが固くはなく味は鯛にも負けない美味しさである。何故鯛という字がつくのか分かるような気がする。初めて食べたが、これからは気をつけて魚屋さんの店頭を見張っておく必要がある。

【参考】
別名、アゴナシ、カラス、ダルマ、ハナタレ、セイジュウロウ等。
別名の中でもセイジュウロウという別名の由来がよくわからない。

私見ではあるが、セイジュウロウは「お夏清十郎」の清十郎で、ウィキペディアによると、
「姫路城下の旅籠の大店・但馬屋の娘・お夏は、恋仲になった手代・清十郎と駆け落ちするが、すぐに捕らえられてしまう。清十郎はかどわかしに加え店金持ち逃げの濡れ衣まで着せられ打ち首となる。お夏は狂乱して行方をくらませ、誰も二度とその姿を見ることはなかったという。」

セイジュウロウはというのは、駆け落ちをかどわかしと問いみなされた挙げ句、店金持ち逃げの身に覚えのない濡れぎぬまで着せらることから、目鯛も鯛ではないのに鯛と言われて濡れぎぬをきせられていることに由来するのではないかと思われる。