京セラが作っているセラミック包丁を使えば、初心者でも箔を切ることができる。
私自身、箔の職人ではないので必要に迫られて箔を切るようになったので、簡単に切る方法を考えざるをえなかった。


ただし一番初めは、生の加工のしていない箔を切る事は少し難しいかと思うので、銀箔の表面を酸化防止被膜で塗布してあるものを使ったほうが失敗がない。最初から失敗すると心がくじけてしまって「ああ、もうダメだ。」と思い込んでしまうからである。


用意するものは、箔、竹ハサミ(自作)、ベビーパウダー(タルク)、箔切り台(バックスキンで自作)。


箔切り台に合紙と一緒に箔バサミで挟んで置く。これが人によっては難しいらしい。エイヤッと一気に置くことである。迷っているとあらぬ所に飛んでいってしまう。


シッカロール、別名ベビ-パウダーを用意する。主成分はタルク(滑石の微粉末)である。


パウダーは扱いやすいように薄い容器に入れて、パフと脱脂綿を入れておく。
一度パにフに付けたパウダーを脱脂綿絵で更に薄く伸ばしては箔切り台と箔バサミと箔に塗布する。


合紙を箔の上から取り除き、箔の上に薄くベビーパウダーを脱脂綿ではたいておく。箔きり包丁の滑りを良くするためである。このベビーパウダーを薄く振りかけることは、職人さんの秘伝だということである。


箔一枚は扱いにくい人は半分に切って練習すると良い。


縦に切ってから横切りにすると、方形の切箔ができる。セラミック包丁はよく切れすぎるので力を入れて切ると・箔台まで切ってしまう。刃は箔の面に対し垂直になるようにして、葉が揺れないように切る。


この画像は、初めて箔を切った人の写真である。四分の一の大きさで箔を切っている。

竹の箔きり包丁はどこでも売っているものではないが、日本画の材料を売っている画材屋へ頼べば取り寄せてくれる。切れなくなったときはカッターナイフで竹の刃を削るのだが、これが又難しい。
セラミック包丁ならば半永久的に繰り返し使うことができる。少し引っかかる場合は、ネイルバッファーで軽く研ぐと滑りが良くなる。

箔のすごい素人切りがある。箔を合紙に挟んでカッターマットの上で金属の物差しを当ててカッターで切ってから、一緒に切った合紙を根気よくピンセットで取り除くというものである。時間のある人は試してみてはいかがかな。私は気が短いので効率の悪い方法は初めからスルーすることにしている。

私の技法はズボラ技法である。「速く、美しく、楽に」をモットーにしている。