ワクチンを完了すると、約2週間で免疫力ができるらしい。アメリカCDC=疾病対策センターは、「ワクチンを接種した人どうしであれば、屋内でマスクなしで集まってもリスクは低い」とする一方、「公共の場所ではマスクの着用や距離の確保が必要だ」との見解を発表した。


医療従事者でもワクチン接種を拒否している人がいるらしいが、我々には見分けがつかない。コロナに感染した医療従事者が患者に感染させることもありうる。

現在では地球規模で人々が行き来している。ワクチン接種は人類としての義務ではないだろうか。次々と見つかる変異種は、感染力が強くワクチンも効きにくいということである。ワクチン接種で楽観的に考えているといつまでたっても元の生活に戻れない。


日本では、ワクチン接種をしても従来通りのマスクや手洗い、ソーシャルディスタンスを守って生活するようにということである。

ワクチンを完了した人とそうでない人を見分けることができないのであるから、従来通りの予防措置を続けた方が賢明である。

こんな状態でオリンピックなんてできるのだろうか。予選もしていないので出場選手も決まっていないという現状に加え、ワクチン接種が完了する迄、一体どれぐらいかかるのか見当もつかない状態である。聖火リレーも人口密度が高い都市部での走者100人ぐらいにはいまだ調整ができずにいる。海外からの感染者が重症になってもそこまで手が回らないと医療関係者は言う。このまま新型コロナが収束しなければオリンピックのようなグローバルなイベントはなくなっていくのだろうか。

中国はこのほど、世界初の海外旅行者向けの健康証明書となる「ウイルスパスポート」の発行を開始した。これとても一国で発行していたのでは意味がない。もはや、世界は一つなのである。EUの国では、捨てるほどワクチンが余っている一方で、経済的にワクチンを買うことができない国もある。変異ウイルスが次々と出てくれば今のワクチン接種も半年ぐらいの効果しかないかもしれないのである。現代のパンデミックは地球規模で対策を実行しなければならない。

世界貿易機関(WTO)は2月4日、新型コロナウイルス感染症の薬やワクチン、その他関連品に対する知的財産権保護を、パンデミック(世界的大流行)収束まで一時的に免除するという提案をしたが、これに反対した富裕国もある。反対した富裕国名は以下の通りで、日本もそのうちの入っている。日本、欧州連合(EU)、英国、米国、スイス、ブラジル、カナダ、エクアドル、エルサルバドル、オーストラリアなどが反対している。

今までのパンデミックは、貧富の差による感染は余りなかったが、今回の新型コロナウイルスによる感染症は、貧富の差が顕著に表れた。医療科学の恩恵にあずかれる人や国と、そうではないものとが歴然と別れている。

新型コロナウイルス感染は、それぞれの国の指導者の能力が試される機会となった。