自民党の首相の候補者を見ていると、4人中3人までが世襲議員である。
自民党の三分の一が世襲議員らしい。今や世襲議員でないと自民党ではやっていけないのかな。


親子で議員というのは一体どんな感じなんだろう。


親がすべてのノウハウを持っているので、子はそれを受け継いでプラスアルファすればいいのだから楽ではないのか。地盤、看板、カバンを受け継ぐのだから選挙民の票は、初めから保証されているようなものである。試験の時に例えるならば、高下駄を履いているようなものである。


ただ、ゆったり生ぬるい湯につかっていればよいというものでもない。親をしのがなければならない。
もし、親が大臣級であれば子もそれ以上を期待される。


何しろ地盤看板カバンをもらうのだから、親には絶対服従だろうなあ。親が先生みたいなものである。口答えなんて許されないのだから、それはそれでしんどそう。選択の自由なんてない。親の歩いた道を又自分も行くのである。魚屋の子が魚屋さんになるのと同じ。政治を家業にするのだから、政治屋さんである。世襲議員を政治屋さんと呼べばよく分かる。


結婚だって、自由恋愛なんてのはあまり喜ばれない。出来ることなら、大臣の妻としてふさわしい嫁をめとらなければならない。選挙を手伝い、当選すれば議員秘書でもある。実家はできるだけ資産家の方が良い。大臣や首相の息子ならば、皇族と姻戚関係を結ぶことができればベストである。

たとえ初代議員でも親が議員の娘の家に婿入りするという手もある。あの手この手で、地盤看板かばんを手に入れておけば双六の上りは近くなる。


「末は博士か大臣か」という言葉があるが、世襲議員の政治屋さんにとっては「末は首相か大臣か」である。先生と呼ばれただ座布団の上に鎮座しておればいいというものでもない。政治屋さんもそれはそれで苦労があるのだろう。