私の住む市では、年1回の歯科検診は無料となっている。その時、色々と説明されたので、帰ってNETで調べてみた。

歯磨きの本来の目的は歯にバイオフィルム(歯垢・プラーク)がつくのを防ぐことで、バイオフィルムは食後8時間ほどで作られると言われている。しかも時間が経つほどにバイオフィルムは強固にはりついてしまう。


就寝中は、唾液の分泌量が減るのでバイオフィルムが増えやすいので、特に夜の歯磨きはしっかりと磨かなければならない。


食事直後の口中は、食べ物に含まれている糖を細菌が分解するので一時的に酸性の状態になっている。
口の中が酸性になっていると、歯の表面のエナメル質が溶け出して細菌に弱い状態となる。
この時に歯磨きをして強く歯を磨いてしまうと歯の表面がすり減ってしまうと一般に言われている。
そのため、唾液の力で口の中のPHが中性に戻る食後30分~1時間ほど経ってから歯磨きをするのが良いということである。


「糖分や炭酸を摂取した後はとくに口の中が酸性に傾き、エナメル質が溶けだす臨界pH5.5を下回る。そうなった状態で歯磨きをすると、象牙質を削りやすくなってしまう。したがって、歯の腐食を防ぐには、唾液によって酸にさらされた象牙質が再び硬さを取り戻すため、少なくとも食後30分経ってから歯磨きをするのが望ましい。」とされている。


「食後すぐは口内が酸性になっているため食後すぐに歯磨きをすると柔らかい象牙質に傷がついてしまうことが原因」ということであるが、これは、象牙質がエナメル質の下の層にあるため、口腔内が弱っていて、象牙質が剥き出しになっている方に向けたアドバイスである。

特に歯科で酸蝕症(さんしょくしょう)と診断されるような人は、食後30分ほど待って、口の中がアルカリ性になってから磨いたほうがよい。
しかし、虫歯や知覚過敏がなく、歯が健康な人は食後すぐに磨いても差支えがない。


いい加減に1日3回磨くより、特に唾液分泌が減る寝る前に徹底的に汚れ(細菌)を落とすかが大事である。歯ブラシで落とせる歯垢(プラーク)は60パーセントとかなり限界があるが、歯と歯茎の狭い隙間まで届くデンタルフロスを使うと86パーセントまで効果が上がる。


結論としては、就寝中に唾液が減るためにバイオフィルム(歯垢・プラーク)が増えるので、寝る前の歯磨きが一番大切である。寝ている間に増えてしまったバイオフィルムを除去するためには、起きてすぐの歯磨きも大切である。あとは食後の歯磨きである。歯のトラブルがない人は食後直ぐに磨いても差支えないが、虫歯などの歯に問題のある人は、食後30分から1時間後の口中PHが中性になるのを待って歯を磨いた方が良い。