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今日、佐村河内の記者会見を観た。なんと、訥々とぎこちなく話す新垣氏の記者会見と違うことか。テレビの画面を二等分して同時に映像を流せば一目瞭然。口先三寸で世過ぎ身過ぎしてきた人間と、こつこつ身を削ってものを創ってきた人間との、決定的な差異。「嘘をついて申し訳ありません。」と言う佐村河内氏。その舌の根も乾かぬうちに「新垣氏は嘘つきです。」と断言する。嘘つきの嘘呼ばわりは、信じるに値すると佐村河内氏は、どの程度見なしているのだろうか。その上、新垣氏を「名誉棄損で訴える」と豪語したのには、絶句。佐村河内氏に、現在、どの様な名誉があると言うのか。「天地神明に誓って真実を言います」と、言わなければ、もはや誰も彼の言葉を信じなくなっているということ位の認識はあるのかなと、思っていたが、記者会見において、彼が「ウソ」と言っていたのは、只一点、「ゴーストライターを使った」ということだけのようだ。その他のことは、一寸した誤解、若しくは、見解の相違ということらしい。
髪を切って、グラサン外せば、リセットされ、次のバージョンへ移れると考えているのではないかと思う。それは、新たに設定された舞台の上でライトアップされ、演じるべき「自分の役」を演じているような気味の悪い記者会見であった。