4月、一級建築事務所が現場を視察にやって来たらしい。Sさんに名刺を渡して帰っていったが、マンションを建てるためにインフラを見に来たという話だった。


現場を見たのなら、当然登記簿を見たに違いないし、金庫や物々しい立て札やロープも見たに違いない。これが見えないようではとても設計なんかはできないはず。
何の下見かという話になる。


この建築やさん、現場を見に来るということは、単なる図面を引く下請け仕事ではない。おそらく設計・監理を受けていると考えられる。この場合の監理というのは、設計から施工までのすべての責任をもって指揮・監督することで建築に関する全責任を負うことになる。


なるほどこうなると日新プランニングは、次はこの設計事務所に全責任をおっかぶせようということか。しかし、別の方向から見ると、現場を見ても何も質問しなかったのをみると、この設計事務所も何も知らなかったことにするつもりなのかもしれない。


この建築事務所のブログを見る限り、設計・監理の会社である。今度は前代未聞の建造物損壊事件に巻き込まれるという覚悟はあるのかな。それともGIGAZINEの記事をまだ読んでないのかも。インフラが問題になるというのならもう契約しているということか。反社の誓約書には、日新プランニングはサインしたのかな。


すべてを承知で引き受けているのなら、この建築事務所も日新プランニングと同じ穴のムジナということになる。


マンションを建てるという名目で足場を組んで覆いをして見えないのをいいことに解体工事を強行。建物がなくなっても警察は何もしないはず。民事で訴えてもお金なんか払わず無視してスルー。GIGAZINEの編集長は泣くに泣けない状況に・・・というのが、日新プランニングの立てた計画なのだろう。今まではそうなのだろう。しかし、今回はちょっと違う。NET充の情報網が今回の事件を電子の雲のように取り巻いている。GIGAZINEへ寄せられる投稿は引きも切らず続いている。編集長たちはそれを一つずつ弁護士と相談しながら検討・行動している。


前例がないということだけで警察は逡巡している。検事も迷っているのだろう。この迷いの霧を晴らす次の1手は?