新型コロナワクチンは、遺伝子型の前例のないワクチンを各国が開発している。このワクチンは費用的には高額になるが、開発期間が短くなることから採用された。


ワクチンの臨床試験は3段階をパスしなければならない。P3,P2,P1と書かれているのがそのフェーズである。

日本の旗印があるアンジェスは、
1999年12月遺伝子治療用製品、核酸医薬及び遺伝子の機能解析を行う研究用試薬の研究開発を目的として、大阪府和泉市に株式会社メドジーンとして設立された会社である。

アンジェスの発表は以下の通り
『2020年12月8日各 位会社名アンジェス株式会社代表者名代表取締役社長 山田英(コード番号4563 東証マザーズ)新型コロナウイルスDNAワクチン: 第2/3相臨床試験における接種開始について現在開発を進めている新型コロナウイルスDNAワクチンにつきまして、11月20日付のプレスリリースでお知らせしていた通り、第2/3相臨床試験において、治験施設における治験審査委員会(IRB)に審議・承認を経て、接種を開始いたしましたことをご報告いたします。本試験は、500症例の被験者への接種を行い、ワクチンの用法および用量における安全性と免疫原性の評価を目的として行ってまいります。【新型コロナウイルスDNAワクチン第2/3相臨床試験概要】概要:健康成人志願者を対象とした、筋肉内接種における治験薬の安全性及び免疫原性の評価のための無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験目標症例数:500例(用量2.0mg:①250例による2週間間隔での2回接種、②250例による4週間間隔での2回接種、①②はそれぞれプラセボを50例含む) 実施施設数: 関西および関東エリアの8施設接種期間: 接種開始~2021年3月頃』


NHKによると、日本政府が契約や基本合意しているワクチンは上記の表のようになる。ワクチンは2回摂取する必要があるといわれている。日本の人口は1億3000万人であるから必要なワクチンは2億6000万人分である。上記の表の合計最大値は、1億4500万人分となる。あとはどこからいつ調達するのか。

日本でのワクチン接種、現状では来年6月が最速(JBpress) – Yahoo!ニュース
『単純計算をすると、2021年6月頃が日本での接種開始のぎりぎりの線だ。日本の審査を担っている医薬品医療機器総合機構(PMDA)のデータでは、一般的に海外と比べた承認の遅れ「ドラッグラグ」は平均1年弱となっている。海外から半年遅れでもスピード承認と言える水準だ。』

阿部政権以降、日本は科学を後回しにしたおかげで、先進国の中では毎年後れを取るようになった挙句、今回のコロナ幹線でのワクチン接種においても医療従事者や高齢者などの感染リスクの高い人々にワクチンが普及する時期も、日本は21年10月で、先進国では最後と予測される。


ロンドン時事通信によると、『英医療調査会社エアフィニティーは8日、新型コロナウイルスのワクチンが各国・地域で普及し、社会が日常に戻る時期を予測した調査結果を発表した。日本は2022年4月となり、先進国では最も遅いと見込まれた。ワクチン接種の出遅れが響くという。』ということである。

政府の発表によると、病院や診療所で新型コロナの患者や疑いがある患者に頻繁に接する医療従事者は、職種を問わず対象とする。新たに高齢者施設で働く人も優先対象になった。専門家が入る分科会で示した案では、医療従事者の範囲として、薬剤師など薬局の職員、患者を搬送する救急隊員や海上保安庁職員、自衛隊員、患者と接する保健所職員や検疫所職員なども含めたものとするとしている。しかし、これらの医療従事者の数を私がいくら調べても概算すらできない。

我が国における65歳以上の高齢者数は3617万人で、70歳以上人口は2791万人、80歳以上人口は1160万人である。

実際にワクチン接種の順位の数値は一体いつ発表されるのか。そして、それ以上にワクチンの数は足りるのか。

政府はこんな計算位速くやって国民に発表してほしい。