人道的戦争って、一体どんなものなのか。
キーウのロシア軍による残虐行為の数々がニュースで入ってくる。問いただされたロシアは「そんなのは知らん」とうそぶくばかり。国際条約なんかあっても罰則規定がないのならただのお飾り。いままでも、ジェノサイドの証拠があってもただそれだけの事。亡くなった人は帰ってこない。防止効果のあるものなんてないではないか。
今日は頭の中がごちゃぐちゃで眠れそうにない。
人道的戦争ってものだあるんだよ。
【BBCニュース】
・国際条約や合意によって、戦争のルールは定められている。
【国際法によって定められた戦争犯罪とは何か】
・戦時に関する国際法では、市民生活のインフラは故意に攻撃してはいけない。
・無差別攻撃を目的とした兵器や、悲惨な被害を及ぼす兵器は使用禁止(化学兵器や生物兵器、対人地雷など)
・病人や負傷者は(負傷兵も含めて)、手当てを受ける権利がある。
・拷問や、特定の集団を破壊しようとするジェノサイド(集団虐殺)の禁止。
・戦時中の殺人や強姦、集団処刑など深刻な犯罪は、「人道に対する罪」と呼ばれる。
現在は、国際刑事裁判所(ICC)と国際司法裁判所(ICJ)が、戦時国際法を支える役割を担っている。
ICJは国家間の紛争を取り扱うが、個人を提訴することはできない。ウクライナは侵攻をめぐり、ロシア政府をICJに提訴する方針で動いている。
しかし、ロシアは安保理常任理事国であるため、自国へのあらゆる制裁案に拒否権を発動できる。
ICCは、ICJが管轄する国家同士の紛争とは別に、戦争犯罪を行った個人を捜査・起訴する。
ICCは独自の警察機関を持たない。そのため、容疑者の逮捕は各国に委ねられている。
ロシアは2016年にICC締約国から脱退しているため、ウラジーミル・プーチン大統領は、容疑者の身柄を引き渡さないだろう。アメリカも、ICCには参加していない。
もし容疑者が他国に移動していればそこで逮捕も可能だが、その可能性は非常に低い。
結論として、プーチンは国際法では裁くことはできないということになる。
考えるに、国際法自体が欺瞞なのではないか。そもそも、人道的な戦争というものがあるのか。人道的な殺人とは何か。戦争とは突き詰めれば、国家が推奨する大量殺人であり、殺し合いにルールを作るというのがインチキである。
戦争になれば、多くの兵士の命が失われ、一般市民も当然巻き込まれるし、街も破壊される。もし人道的戦争というものがあれば、それに越したことはないが、古今東西そのような戦争を見たことはない。戦争をしたい国の上層部だけで戦えばいいということになるが、戦いそのものを好まない国民がその結果の責任を負うのもおかしいということになれば、
戦争という野蛮的な手段自体を問う時が来たのではないか。
戦争に勝つのは軍事大国ということになる。こんな世界でおちおち生きていられない。
戦争という手段自体を禁じなければならない。特に科学が発展した現代にあっては、無人兵器が跋扈し、逃げ惑う人々を機械的に殺していく時代が来ている。テロもゲリラ戦闘も、無人兵器の時代がやってくる。原始的な戦争という考え方自体がもはや時代遅れの代物なのである。狂った独裁者が世界を滅ぼすかもしれない。
国際法というのなら、独裁者も戦争も人権侵害も許すべきではないのである。権力の座にしがみつく政治家、武器商人とつるむ政治家が戦争を愛する輩である。戦争を肯定する者はすべて殺人者であるという前提で考えるべきである。
まして侵略戦争など、もってのほかである。国家的犯罪である。独裁国家であるというだけでも、世界は何とかしなければならないのではないか。たまたま独裁国家に生まれついただけで自由も人権もないというのは納得がいかないではないか。今や世界はグローバル規模で動いている。国際法も国連もその在り方を根本的に変える時が来たのではないか。