ロシアの「マクドナルド」開店時の大騒ぎと喜びの写真に胸が詰まる。
ROSSIA BEYONDのサイトが面白くてよく見るが、先日、見つけたロシアのマクドナルドの記事を見ていて、プーチンはどうしてウクライナ侵攻なんかしたのかと悲しくなった。
以下、ロシアのマクドナルドの画像とその説明をあげておく。
『ソビエト連邦最後の大行列は、1990年1月31日のモスクワにオープンしたマクドナルドの行列だ。開店初日には3万人以上の人々が訪れ、多くの人が夜から場所を取った。こうして、9000人を越える客がハンバーガーのためにやってきたブダペストでのこのチェーン店の記録は破られたのだった。モスクワでの最初の客には、記念品としてマクドナルドのロゴが付いたバッジと旗をプレゼントされたことが知られている。
「オープニングの前夜、友達と私は寮からプーシキンスカヤまで徒歩で行きました。到着すると、すでに3人が待っていました。私たちが開店までずっと並ぶかどうか考えていると、さらに2人が現れて並びました。私は6番目に並んだのです。そして、開店まで並んで立っていました。
それ以来、私はマクドナルドのファンです」とブロガーのコンスタンティン・シャービンは回想した。
マクドナルドの行列は、新しい次の店舗が開店するまで続いた。』
ロシア人は行列に並ぶ習慣があるという。何か分からなくても行列ができる位なら並ぶ値打ちがあると考えるらしい。
この習性はロシアに限ったことではなさそうではあるが。
『ソビエト市民の心を勝ち取りたいという同社の希望は非常に大きかったため、ソビエト連邦の旗をロゴに付け、鎌とハンマーが付いた記念バッジを配った。』
ロシア兵達は、ウクライナで盗まなくてもメルカリで売れるものがいっぱいあるような気がする。
『最近、ロシアのインターネットフォーラムで、参加者の一人がソビエト連邦の旗が付いたマクドナルドのバッジを写真で投稿した。』
『プーシキンスカヤ駅に作られた最初のマクドナルドの建設は1988年に始まり、1990年1月31日に開店を迎えた。この会社の大きなロゴマークには、ハンマーと鎌が描かれたソビエト連邦の旗を見ることができた。
ソビエト連邦で最初のマクドナルドのオープンはセンセーションを巻き起こした!価格が一般市民にとって手頃な価格であったと言うことではない。例えば、「ビッグマック」の価格は3.75ルーブル、「フィレオフィッシュ」は3.25ルーブル、ハンバーガーが1.6ルーブルだった。当時の物の値段と比較すると、モスクワの一か月のバス乗車券は3ルーブル、食堂でのランチセットを頼むと1ルーブルだった。それでも、人々は数時間も並んで「資本主義的な」ハンバーガーとコカコーラを試してみたのだ。最初の客にはバッジと旗が与えた。
インターネットではこの時のバッジを販売する広告を見ることができる。』
『木製の箱の中に4種類のバッジが入ったユニークなギフトセットが残っていることもある。所有者によるとこのお土産セットは、開店初期に、主に外国人のお客に贈られたものだったが、これは非常に珍しいものだ。』
これは学生寮に残っていたもの。マクドナルドのカップは保存しておく値打ちがあったようである。それでも今では貴重な珍しいものがごみと一緒に捨てられようである。
日本のTV番組「お宝拝見」のスタッフは一度ロシアへ行ってみる値打ちがあるのかもしれない。
ウクライナのお宝は、ロシア侵攻で沢山失われたことだろう。思い出の品は、二度と戻っては来ないのである。
戦争は誰にとっても、破壊と死と後悔しかもたらさない。一日も早くプーチンがこの戦争をやめてくれますように。