ぼーっと車の助手席で行き交う車の流れを見ていたら、見かけない車を見つけた。早速スマホで写真を撮ろうとするが信号はないし、道路はガタボコで揺れてまともに撮れない。


運転席が右側に付いていて、窓から顔を時々出している。ということは、おそらく国産車でエアコンがないということか。この暑い日中をアチアチのアスファルトの道路上を走っていれば、エアコンなしではさぞかし熱いだろうと思われる。丸みのある車体で後ろに通気口が並んでいるデザインがクラシックで気に入った。ナンバープレートの周りに何やらいっぱい貼られているがこれ以上使づくことができない。何とか正面を撮りたいと息子に頼んでも「危ないことはできない。」とけんもほろろ。

そのうち視界からいなくなってしまった。


キョロキョロして辺りを見回していて何気なくバックミラーを見ると、何と後ろを走っているではないか。時々窓から顔や肘を出している。兎に角車体が揺れてまともに撮れない。バックミラーに移った車の全面のデザインがまたいい。丸みを帯びていて、丸くて大きなヘッドライトも可愛い。車はピッカピカでよく手入れがされている。


そのうち分かれ道で曲がってしまったので見えなくなってしまった。自宅へ帰ってから画像検索をするが見つからない。それから毎日のように時々探してみるが同じ車は見つからない。全面にも通風口が二つ付いている。この全面の写真がもっとはっきりとれていればよかったのにと悔やまれてならない。


色々調べてみたが、おそらく1960年代前後のクラシックカーだと思われる。一番似ているものは上記の車。

似たような車をいくつか見つけたが、同じようなデザインのものはなかった。通風口が後ろに4個、前に2個付いたものは全くなかった。この通風口は後で付けたものではないか。

クラシックカーのデザインがとても好きであるが、全くデザインに興味のない息子なので、見るだけで満足しなければならない。