ぼーっと前の車の流れを見ていたら、地味な色だけれど見かけない車を見つけた。早速スマホで写真を撮る。


何か書いてあるが、よく読めない。外車であるらしいが、テイルランプからすると、かなり古いタイプのようにも思える。
前に回れたら、もう少しよく分かるのだけれどと思いながらイライラしていた。


あれこれ思っているうちに、この正体不明の車は追い越し車線に出て、あっという間に姿が見えなくなってしまった。


帰ってからボケボケの画像を拡大してみると、「JAGUAR XJ6L」と書かれてあるのが何とか読み取れた。

ええー、この地味な車はジャガーだったのか。

「ジャガーXJ6L 」で検索してみると、「年式 1976年」と分かる。47年前の車である。きれいに手入れはされていたが、それであちこちが古びていたのだ。

知り合いにセピア色のジャガーに乗っている女性がいて、同窓会の帰りに送ってもらったことがあるので、何とゴージャスな車なんだろうかと思ったものである。

今回巡り合ったジャガーの内装はどんな具合なんだろうか。正面から見たデザインも気になる。
そしておそらくこんなジャガーだったらしい同年ぐらいの車種を見つけた。


後ろのデザイン。車体に天井の模様が映っているが本来は無地。


前から見るとこんなデザインなのだ。ミラーもクラシックである。
古い時代の車はなぜこんなに風格があるのだろうか。

ジャガーの中古を調べてみたら意外と安い。しかし、今の機能はないのだろうと思うと、とても乗る気にはならない。不便覚悟でクラシックな車に乗っている人は、余程車に対する思い入れがあるのだろうと感心ひとしきり。

それでも、こんな車を見つけると何となくうれしい。写真を撮って保存してしまう。